子宮内膜症とは、本来子宮の中にある内膜組織が子宮以外の場所にできてしまうことです
それが女性ホルモンに反応して増殖出血起こします
本来子宮内膜は排卵後2週間くらい経っても着床がない場合、子宮内膜は剥がれ落ちて出血とともに体外へ排出されますが、子宮内膜外でできたものは体外へ排出されず、体内に残り、それが周りの組織と癒着引き起こしたり、炎症を引き起こしたりして痛みが発生します
生理時に下腹部の痛みが、それも日常生活に支障を来すほどの強い痛みが現れます
進行していくと、生理時以外でも、腰痛や下腹部痛、さらには性交痛なども現れるようになってきます
原因は未だに分かっていません
漢方では血の滞りである瘀血と考え、瘀血を取り除く駆瘀血剤を使うことになりますが、ただ闇雲に駆瘀血剤を使ったのでは効果はあまり期待できません
子宮内膜症に伴う激しい痛みには駆瘀血剤に+αでちょっとした工夫をしてあげる必要があります
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更新日: 2025/01/22 |
子宮筋腫は子宮にできる良性の腫瘍ですが、発生する頻度は高く、無症状の人もいれば、症状が現れる人もいます
症状としては、生理の出血量が多かったり、その出血に伴い貧血を起こしたり、非常に重い生理痛が起こったりします 漢方薬で筋腫を消したり、小さくしたりすることは難しいかと思います できたとしても年単位という非常に長期間の服用が予想されます 筋腫を取り除いたり小さくするのなら、手術やホルモン剤を使ったほうが良いかなと思います では漢方で何ができるか? ・子宮筋腫が原因で起こる出血過多や貧血、生理痛などの緩和 ・筋腫がこれ以上大きくならないようにする ・ホルモン剤治療との併用により効果を上げる ・手術して取り除いても再発しては意味がないので再発防止という意味で筋腫ができにくい体質にする 漢方薬も上手に活用していただければと思います |
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更新日: 2025/01/21 |
毎月、生理でつらい思いするくらいなら生理なんて来なければ良いのに・・・
生理来ないから楽だ なんて思っている方もいるかと思います しかし、後々のことを考えたら生理は毎月きちんと来させたほうが良いです 子どもが欲しくなった時、生理が来ない状態でいると、まず生理を来させることから始まりますが、来ない状態が長ければ長いほど、なかなか上手くいきません なので面倒でも生理は毎月来させ、かつ周期も安定させるように持って行ったほうが良いです 生理が来ない原因として、血の不足、血の流れの悪さ、成長発育生殖を主る腎が関係してくると考えます ダイエットによる急激な体重減少 食べ物を食べることで血は作られるというのが漢方の考え方です 食の乱れは血の質と量を低下させますが、そんな状態では生理を起こさせる力すらなくなります またストレスなどによって流れが悪くて詰まってしまうと出血さえ起こさせることができなくなります ホルモン剤を使っても、ホルモンを運ぶのは血液なので、血流が悪ければホルモン剤の効果もあまり期待できません 生理が来ないというところまでくると、かなり重度な血行障害になります だからといって、強引に動かそうとしても上手くいかないことが多いです 病名だったりメジャーなものだったりするものを取っ払って、全体を診て選んでこそ、上手くいくことが多いです ご相談ください |
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更新日: 2025/01/19 |
正常な人の生理周期は大体28日と言われていますが、25日~38日の間で定期的に来ていれば問題はないことになっています
その期間以外の場合は生理不順と言えるようです 生理不順となる原因は血流の異常によるものと考えます 血流の異常となる原因はいろいろありますが 冷えからくる場合、血液の流れが遅くなり、生理が来るのが遅れたり、出血量が少なかったりします 生理の期間は短めとなります 血が不足していると当然流れも悪くなるため、生理が遅れることになります 出血量も少なくなり、生理の期間は短めです 油物を多く摂っていたり、過度のストレスにより血に熱を帯びた状態では、冷えとは反対に血の流れが速くなりすぎて、生理が早く来ます 勢いがいいので出血量も多くなり、生理の期間も長くなります 過労などは漏れ出るのを防ぐ働きのある気が足りなくなることで、出血が促されるようになるため、生理が早く来ます 漏れ出るのだから出血量も多くなります ダラダラと続くので生理の期間も長めになります ストレスによって気の巡りが悪くなることで血の巡りも悪くなれば、生理が早く来ることもあれば遅れてくることもあるような状態になります 生理の期間は短いこともあれば、長いこともあります この場合、生理前や生理中にお腹や乳房の張りを感じることがあります どのパターンなのか? 生理にだけ注目するのではなく、全体を診て漢方薬を選びます |
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更新日: 2025/01/18 |
生理痛
生理のない男にはいまいちピンときませんが、生理痛の痛みを男に例えるとどんな痛みなのか、表現しているものがありました 男の大事な部分を蹴られたときの痛みと同じ ・・・ さて、生理痛に対してロキソニンなどの鎮痛剤を使って一時的に抑えている方も多いと思います しかし、鎮痛剤の連用は胃痛など副作用が起こりやすくなるため、注意が必要になります 生理は毎月来るものなので、やはり根本的な治療をすることをお勧めします 生理痛はあるのが当たり前みたいに思われていますが、本来正常な人は生理痛はないものだと言われています 完全にないものなのか、気にするほどの痛みではない穏やかなものなのか定かではありませんが・・・ 漢方で体質改善をして生理痛が気にならなくなったという方が多いのは確かです つらい生理痛とおさらばするために漢方薬を頼ってみてはどうでしょう? ご相談ください |
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更新日: 2025/01/17 |