椿さんが終わったら暖かくなると言われてますが、終わっても寒いです
寒すぎて首肩に力が入るせいか、肩・・・いや首筋から背中にかけて凝ってます
寒くても肩とか首筋が凝るということはなかったのに、今回初めてであります
こういう場合は葛根湯がよく効きます
注意していただきたいのは、肩ではなく首の横や後ろの凝り、そして凝りが背中にまで及んでいる場合が適応範囲内です
肩にまで及ぶ広範囲ともなると葛根湯だけでは物足りなく、他の物を加えるなど工夫が必要になります
首から肩にかけてパンパンに張ったような感じで揉んでもらうと気持ち良くなる場合は気の巡りが悪いのが原因であることが多く、柴胡剤が適応となることが多くなります
ストレスだったり、スマホ、パソコンで同じ姿勢だったりするなどなど
揉んでもらってかえって調子悪くなるのは瘀血だけでなく、疲れなどエネルギー不足である気虚が原因の場合もあります
この場合、凝っている感じがすると自覚していても実際触ってみると柔らかいということが多いです
栄養が不足している血虚と呼ばれる場合の肩こりは、薄い板が張ってるような感じがします
四物湯加減でしっかり血を補ってあげます
肩はコリコリしてる感じで、揉んでもらっても良くならないどころか、かえって痛くなる場合は瘀血が原因なので、瘀血を取り除く漢方薬になります
上記の悪い状態が長期間続いたり、怪我や手術などで瘀血が形成されます
肩こりでも原因はさまざまなので、その原因に合わせた漢方薬を使わないと効果はありません
ここが漢方の難しいところでもあります
女性特有の不調で病院から処方される有名な漢方薬は3つあります
当帰芍薬散 桂枝茯苓丸 加味逍遙散 病院に行ったらまずはこれらのいずれかが処方されることが多いのではないでしょうか? まず当帰芍薬散 「美人を見たら当帰芍薬散を使え」なんて言葉があります ありますが、それを言っちゃうと他の漢方薬出しにくくなるので、言いませんが・・・ 美人にもいろいろなタイプの美人があるかと思います 当帰芍薬散を使いたくなるような美人というのは 色白で細く、肌はしっとり、声は優しく穏やかで聞き心地よく、しぐさも上品 ちょっと手を差し伸べたくなるような女性 言い換えれば 血色悪く、筋肉は軟弱、浮腫んでいるため、動作は緩慢、声は小さく弱々しい なんか見た感じ弱そうな印象を受ける女性に使いたくなるのが当帰芍薬散です 生理は後半、もしくは終わってから具合が悪くなる傾向にありますが、必ずしもそうとは限りません 前半のこともあります 桂枝茯苓丸は 体育会系美人でしょうか 疲れてても気力で頑張れる人、そんな印象があります 生理が始まってすぐ具合が悪くなって、後半楽になる傾向にあります 足は冷えるけど、ちょっとのぼせる、いわゆる冷えのぼせというやつですが、のぼせはそこまで酷くない 暖房の効いた部屋にいると、足は冷たいままだけど、顔の方はなんか火照ってるなという感じ 加味逍遙散は 更年期障害によく使われることで有名ですが、有名なために更年期=加味逍遙散みたいに思われている方が多く、これを出そうとすると「私、更年期じゃないんですけど」と拒否されることがあり、有名すぎるのも迷惑な話であります さて、加味逍遙散は、とにかく頭を使う、理詰めで論破する賢いタイプの美人でしょうか 神経質で気難しいところがあり、軽く声をかけにくいところがあります 他にもまだまだ性格の特徴ありますが、これ以上書けば、この漢方薬出しにくくなるのでやめておきます ちなみに私もこのタイプで、一時期飲んでました 生理前にイライラすることが多く、生理が始まると楽になる傾向があります この3つだけ挙げると、それ以外の漢方薬を出したら、「私は美人じゃないの?」と突っ込まれそうな気が・・・ |
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更新日: 2025/02/10 |
毎月、基礎体温をつけている人は分かると思いますが
月経期は3~7日間、卵胞期7~10日間、排卵期3日、黄体期14日間が大体理想的と言われていますが、そうならないのが悲しい現実です 状況によって何の漢方薬を重点的に用いるか変わってきます 低温期が長く、高温期が短い場合 卵巣機能が低下、卵胞の成熟悪く、黄体機能不全の可能性もないことはないです 体温が上昇するまでは、腎陰、血をしっかり補う漢方を使い、卵胞の成熟を助け、子宮内膜を厚くして着床しやすくなるようにします 体温が上昇しだしたら、腎陽を補う漢方を使い、受精卵が着床、発育しやすい環境を整えてあげます 高温期に1回から2回くらい体温が下がる場合 腎陽を補うことに重点を置いて、高温をキープできるようにします またこのタイプは胃腸なんかも冷えて弱いことが多いので、胃腸を温めることも必要になります このように高温期が不安定の場合、妊娠しても流産しやすいので、安定期までは温める漢方を飲み続けた方が良いです 低温期から高温期への移行が緩やかな場合 冷えや血の滞りである瘀血、余分な老廃物がたまっている痰湿などが原因であるため、冷えが原因の場合は排卵前から腎陽を温める漢方薬を服用、瘀血や痰湿が原因の場合は、低温期から排卵期にかけてそれらを取り除く漢方薬を服用します グラフがギザギザの体温の変動が激しい場合 高プロラクチン血症や自律神経失調、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群などさまざまな要因がありますが、気の巡り血の巡りを良くする活血理気作用のある漢方薬を使います 高温期が高すぎる場合 本来高温期は温める漢方薬を使いますが、この場合、体内に熱が籠っている状態なので、その熱を冷ましてあげる漢方薬を使います 低温期が高い場合 卵胞が純分に成熟する前に排卵してしまい、黄体ホルモンの分泌も悪く、卵巣機能も低下している状態です これも体内に熱が異常に籠った状態なので低温期にしっかり熱を冷ます漢方薬を使いますが、高温期においても使う必要がある場合があります |
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更新日: 2025/02/05 |
今日、めちゃめちゃ寒いですね
今週雪マークがあったりとしてるので、今週はずっと寒そうです そういえば椿さんの時期はめっちゃ寒いんですよね 椿さんが終わったら寒さが和らいで暖かくなってくるなんて言われています それまでの辛抱であります ただ、暖かくなってきたら過ごしやすいかというとそうでもないんですよね そう、花粉が飛びまくって花粉症の人には地獄の日々が訪れるという・・・ 漢方で体質改善もできますが、今からやったとてもう遅い これからは対症療法になるかと思います 体質改善もやってもいいけど、体質改善用と対症療法用の2種類飲むことになるし、ここで体質改善したとて、来年までその体質をキープできているかというと微妙です 花粉症の体質改善は秋くらいからやる必要があります 別に漢方薬で体質改善しなくても、生活の仕方を変えるだけでも大分違ってきます そう、秋冬の養生法次第でなんとかなるものです と、過ぎてしまったことを言ったところで仕方ないのでやめときます 薬も進歩して眠くならない薬があるので、漢方薬は眠くならないですよという強みがなくなったし、麻黄が入ってるものも使うので胃に負担がかかりにくいとも言えない アピールが非常に難しくなりました 花粉症の諸症状に漢方薬も良いですよ程度に覚えていてください |
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更新日: 2025/02/04 |