コロナ不安で思えば脾(消化機能)を病み、夏に疲れた胃もほっと一息、体力回復に良い季節になりました。
山上憶良の施頭歌に「萩の花、尾花(ススキ)、
春の七草は食材になりますが、秋の七草は観賞用。心の栄養です。
民間薬として葛の花は二日酔い予防。撫子は
『黄帝内経素問』に「秋は肺が主り(主に働く)、肺は皮毛を生じ(肺と表裏関係の大腸とも深く関わり)、鼻を主り、天にあっては燥となし、色にあっては白となし、味にあっては辛いとなし・・・」と記してあります。
朝夕の冷えから肺に負担がかかり、鼻水やカゼ引き、咳喘息の悪化や便秘・下痢などお腹の冷えから来る不調も現れやすい季節です。
予防法として、大根(白・辛味・涼性)・れんこん(白・甘味・平性)、梨(白・甘、微酸味・寒性)のホットジュースを取り入れ肺を潤し、口を閉じて鼻呼吸をしましょう。
お風呂の湯船にしっかり浸り5首(足首と手首と首)を保温して、体温を36.5℃以上に維持することで、ウイルス退治をしましょう。
小池加能拝
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神楽坂 漢方 有恒薬局 小池 加能 著
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