本当は菊の匂いを嗅ぎ、夏の去り行く季節に“ほっと”するのだと思っています。
漢方では秋は肺と関係が深く呼吸器や大腸に病を発しやすい季節です。
咳や鼻水、下痢や便秘と痔疾患の悪化などです。
人は胎内では母体の血液から臍の緒を通し、酸素や栄養をもらっていますが、この世に生まれ、オギャーっと吸った時から肺呼吸が始まります。呼吸を繰り返し、やがて息(自らの心)を引き取って彼岸へ帰るのが常です。せめて、この世に在籍中、落ち着いた呼吸をしたいものです。
例えば、短く浅くハアハアハアと呼吸をしてみて下さい。焦ってきませんか。
鼻で細かく、吸い上げてみて下さい。悲しくなるでしょう。
深く、長く、力強い呼吸が落ち着いた呼吸で、宇宙の無限の力を吸入し、気力も増し、心身ともに健康になる呼吸です。
深呼吸というとたいてい、吸う方から始めますが、呼(吐)吸です。まず「ありがとうございました」とお返ししてから、「いただきます」と吸うのが礼儀というものです。
胸一杯、肺の底まで新鮮な空気をいただきましょう。
『合格運アップに効く漢方 心と体の健康あってこその合格』
株式会社 東京玄文社 A5版 124ページ 定価(本体1380円+税)
ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E
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ISBN 978-4-905937-12-8 C0047 ¥1380E
書店に無い時は、直接FAXでお申し込み下さい。 著者 小池 加能