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「ついうっかり」とはいえ、ポケットにティッシュが入ったままのズボンを洗濯機に入れるのは罪だと思っている、薬剤師の鹿島です。

さて誰しもある「ついうっかり」ですが、なんだか最近多いなと感じることはないでしょうか。歳のせいなどと思われがちですが、半分当たりで半分は間違いです。
ちょっとしたミスが増えてきたとき、多くの場合は血(けつ)の不足が原因です。血(けつ)とは東洋医学の独特の概念で、西洋医学で言うところの血液を含みながら、もう少し広範囲のものを指します。身体に栄養と潤いをもたらすもので、筋肉や関節を滑らかに動かしたりする働きをします。また、物を見る(視力)、心身を鎮静させる、思考力の源になるなども血(けつ)の役割です。

朝から晩までのパソコン作業に対して、一日中高い集中力を保てる方は稀です。ディスプレイを見て目を酷使し、あれこれ頭で考えて、さらに椅子に座ったまま同じ姿勢をとり続ける。これでは血(けつ)は消耗される一方です。少なくとも毎日そんなことを続けていれば、身体のどこかしらから「休んで!」のサインが出ているはずです。
「仕事も午後になると集中力が切れてはかどらない」と相談を受けることがありますが、それは漢方家の目線からは至極当然の成り行きで、これを封じ込める漢方薬をお出しするのは心苦しいものです。そもそも、薬を使って疲労をなかったことにするなんて無理があります。
血(けつ)が不足してきたサインをまずは受け止める。パソコン作業に限らず、パフォーマンスを高めるなら適宜休憩をはさむことは大事です。そして、何でも年齢のせいにしてあきらめるのもちょっと違います。確かに加齢と血(けつ)不足はある程度相関のあるものですが、そこをうまく養生で補いながら自分の身体を長く大事に使っていこうというのが、漢方の考え方です。食事、運動、休憩、睡眠、いろいろな要素で血(けつ)の充実は叶うものです。判断力が鈍ったとか、物忘れが増えたとか、そんな日常のちょっとしたことが「養生せよ!」のサインです。

「ついうっかり」を「もしかして認知症?!」と大げさに不安がる前に、まずは血(けつ)の巡るお身体を取り戻しましょう。血不足でうっかり洗濯機にティッシュを入れると、余計な仕事が休憩時間を圧迫して家庭内に血不足が蔓延しかねません(笑)


神楽坂 漢方 有恒薬局 薬剤師・鹿島絵里


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