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		日本人で糖尿病が強く疑われる人が690万人？

　日本人で糖尿病と診断され治療を受けている人は220万人、糖尿病が強く疑われる人が690万人、糖尿病の可能性を否定できない人が680万人と言われている。

　その中で、インスリンの分泌が遺伝的に少ないⅠ型（インスリン依存型、IDDM）と加齢に伴う生活習慣の変化等によって、インスリンの分泌低下や機能不全が生じるⅡ型（インスリン非依存型、NIDDM）があり、後者が95%近くを占めている。

　糖尿病の怖さは、その多様で深刻な合併症が発症する為と言える。３大合併症といわれるものに、網膜症、末梢神経障害、腎炎があり、また動脈硬化などの血管系疾患などがある。

　抗糖尿病薬としては、インスリンの分泌促進薬やインスリン抵抗性改善薬が種々開発されているほか、合併症治療薬として、アルドース還元酵素阻害薬もある。

　しかし、食後の過血糖改善効果等による糖尿病予防効果が期待できるα-グルコシダーゼ阻害薬としてはacarboseとvogliboseがあるにすぎない。

　血糖値が気になり始めた方の特定保健用食品としては、Ｌ－アラビノース、グァバ葉ポリフェノール、小麦アルブミン、豆鼓エキスがある。

　また、食物繊維の難消化性デキストリンは、おなかの調子を整える食品に分類されているが、弱い血糖上昇の抑制作用と血清コレステロールや中性脂肪の低下作用が認められていることから血糖値が気になり始めた方の食品としても利用されている。