過去1年間に転倒した経験のない65歳以上の高齢者1,763名を対象に
「転倒」と「歯の健康」についても調査しました。
調査開始から3年後、直近1年間に転倒した経験(2回以上)の有無を聞いたところ、
歯が19本以下(義歯未使用)だった人は、歯が20本以上ある人に比べて
2.5倍も転倒リスクが高いという結果が出ました。
山本教授によれば、歯の本数が少ないと下あごが不安定になり、
体のバラ ンス機能が低下することが要因として考え られるといいます。
歯の本数が0 ~ 8本の人は19 ~ 28本の人に比べて
5.2倍骨折のリスクが高くなったという研究結果
(Wakai et al, Community Dent Oral Epidemiol, 2013)も出ていて、
歯の喪失と義歯の未使用が要介護状態に陥る要因となっているといえます。
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更新日: 2018/03/31 |