飛来シーズンには予報をチェック 黄砂の対処法 ・ 窓は閉め、空気清浄機をつける ・ 外出をできるだけ避ける ・ 外出時はマスクをする ・ 帰宅時は玄関で服を払う ・ 帰宅したら目を洗う(目をこすると角 膜を傷つけるおそれがあるため)・ 洗濯物は外に干さない(外へ干した 場合はきちんと払って取り込む) 黄砂ができるだけ室内に入らないようすることが大切です。
黄砂が大量に舞っているときは、高血圧や肺の病気、アレルギーなどがある人は
外出や屋外の運動を避けます。
目安は車などの表面にうっすらと黄砂が付着するときです。日差しが強まる と、
大陸から飛来した汚染物質によって、光化学スモッグが発生するようになります。
黄砂とスモッグの複合作用で健康被害が出ることも予想されるので、
光化学スモッグ注意報にも気をつけます。
また、黄砂を吸い込むことによって花粉症も悪化する という報告もあります。
クマ笹抽出液は、昭和大学医学部での抗アレルギー作用に関する 実験で、
ヒスタミン遊離を抑制する作用があることが確認されています。
健康被害が出る前に、早めの対策をお勧めください。
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日本で健康影響がわかってきたのが、ぜんそくの悪化です。
京都大学の金谷久美子医師ら は富山大学と共同で、黄砂が小児ぜんそくで入院するリスクを約2倍悪化させるという疫学調査の結果を公表しています。 2005~09年の2~4月にかけて、富山県内の基幹 8病院に入院した1~15歳の 620人を調べ、黄砂と入院との関係を比較しました。 その結果、黄砂が観測されてから1週間は、ぜんそくの発作を起こすリスクが 普段の日の1.8倍と高い状態が続くことがわかりました。 小学生に限ると3倍を超しています。また、血管に入った黄砂による炎症反応で内壁の塊がはがれて脳の血管が詰まり梗塞を起こすリスクも懸念されています。 九州大学の北園孝成教授らは、福岡県の主要病院に救急搬送される脳梗塞患者 6352人について調査しまし た。その結果、黄砂が観測されてから3日間に搬送される急患は普段の時期に比べて7.5%増えました。 言語障害や手足のまひなどを起こす重症タイプに限ると、 リスクは1.5倍になっています。 |
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更新日: 2018/04/20 |
歯を失う原因の上位をムシ歯と歯周病 が占めますが、歯周病に関しては、
炎症部分から細菌の毒素など体に悪影響を及ぼす物質が放出されることから、 脳血管疾患や心疾患 、糖尿病の原因にもなることが明らかになってきました。 基本的なデンタルケアを欠かさないことが、体全体の健康を保つ秘訣といえそうです。 6 月 4 ~ 10日は「歯と口健康週間」です。明海大学歯学部における実験で、 濃度5 % の「ササヘルス」は、 ムシ歯の原因であるミュータンス菌を効果的に 抑制することが明らかになりました。 尚 、成人がかかる歯周病の原因菌としてはジンジバリス菌が有名ですが、 明海学歯学部との共同研究により、ササヘルスはジンジバリス菌をはじめ、 複数の歯周病菌に対して抗菌作用を示すことも明らかになっています。 |
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更新日: 2018/04/04 |
過去1年間に転倒した経験のない65歳以上の高齢者1,763名を対象に
「転倒」と「歯の健康」についても調査しました。 調査開始から3年後、直近1年間に転倒した経験(2回以上)の有無を聞いたところ、 歯が19本以下(義歯未使用)だった人は、歯が20本以上ある人に比べて 2.5倍も転倒リスクが高いという結果が出ました。 山本教授によれば、歯の本数が少ないと下あごが不安定になり、 体のバラ ンス機能が低下することが要因として考え られるといいます。 歯の本数が0 ~ 8本の人は19 ~ 28本の人に比べて 5.2倍骨折のリスクが高くなったという研究結果 (Wakai et al, Community Dent Oral Epidemiol, 2013)も出ていて、 歯の喪失と義歯の未使用が要介護状態に陥る要因となっているといえます。 |
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更新日: 2018/03/31 |