健康トピックス 「うつ」

いつも書いていますが、
不安は能力です。
不安だから、危険を回避できます。
しかし、それが過ぎると前向いていかないし、
心がしんどすぎます。

そこで、
「不安のセンサー」を調整する工夫が大事です。

まず、今の自分の感覚や感情を受け入れることです。
「こんな風に思ってはいけない」などというような罪悪感を
持つ必要はありません。
自分に嘘をつかないことです。
自分の感じ方は「おかしくない」 
そう思うことです。

次に、他人からのマイナスの評価を恐れないようにして、
嫌なことは嫌!といえること。
他人がどう思おうが、どう言われようが、
「そう感じた」のだから、
自分のその感じかたを大事にしてください。
それが今の自分。

そして、
安心できる相手に
正直な気持ちを伝えて
肯定してもらえることで
自信になります。
少しずつ自信回復を!

     

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生きる意味って何だろう?
そんな事考えたことありませんか?

例えば、
無人島で一生一人暮らしで全く問題なし!
というような人以外は、
人は、誰かに認められたり必要とされることを感じて
存在意義を感じるものなのです。

元々持っている「個の保存欲求」
すなわち食欲や健康維持しようとする欲など
に加えて、
必要とされる欲求が満たされて
生きる意味を見いだせるもの。

そんな中、
病気で、あるいは何らかの理由で引きこもってしまって
人との接触がほぼ無いような場合、
人に認められようがないから
生きる意味がわからなくなって当然です。

人は(動物でもそうですが)
弱ると安全な場所に身を隠して癒えるのを待ちます。
他人の役に立つようなことは難しい。
療養中の人は、まず、自分が癒えるのを待つこと。

充分癒えて リハビリも進み
少しずつ動けるようになってきたら
「役に立てる喜び」を感じるようになります。
やがて、
生きる意味を感じることができるようになるのです。

   

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タイトルにも書きましたが
様々な問題行動があって、
本人はもちろん家族も
本当につらい思いをされていることと思います。

中には精神科にかかって
薬を処方されている人もいると思いますが
薬は、眠れないとか不安で押しつぶされそうになるとか
あちこち痛いとか下痢が続くとか食欲がないとか動悸がするとか
そういった症状には対症療法的に効果がありますが
問題行動そのものの決め手になるとは思えません。
また、薬の副作用も気になります。

とはいえ、そういった薬を全く否定するものでなく、
そういう症状が治まることで気分が落ち着いて
ストレスが軽くなるなら、
安全性と効果を天秤にかけてということになります。

また、問題行動には認知行動療法が有効な場合もあります。
本人が「良くなりたい!」という強い気持ちがある人や
ある程度「頭がしっかりした」人には有効ですが、
良くなりたいという意思の弱い人や
自尊心の低い人や
疲れ果ててしまって「頭が回らない人」は
脱落しやすいと思われます。

では、どうスタートをきるかといえば、
まず、本人が自分の思いを表現して
それを家族なりに否定されず認めてもらって
少しずつ自分自身を認めて自尊心アップを図る
そこからになります。
簡単な道のりではありませんが
千里の道も一歩からです。
必ず光り輝く未来が待っていると信じています。

             

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予防医学は東洋医学の得意なところではあります。
「未病を治す」・・・まさにこの考えです。
体調管理に漢方薬や鍼灸治療は有効と考えています。

一方、それでも、病気予防は難しいものでもあります。
風邪でもガンでも、うつ病でも、完璧に予防できる手段はありません。
では、どうするか。

予防医療的に、
東洋医学を実践しながら、
平素もストレスをできるだけ少なくして
あるいは解除して、予防に勤しむこと。
そして、「おかしい?」と思ったら、
早めに受診して早期発見早期治療に取り組むことです。

うつ状態・・・病気なのか、ただの気分の落ち込みか?は、
どちらでもかまいません。
眠れない日が2週間以上続く・食欲不振または食べ過ぎ・頭が重い・
頭痛・身体がだるくてファイトがわかない・じんましん・めまい・どこかの痛み・
頭が回らなくなった・感情のコントロールが難しくなった・・・・など

身体からの声に耳を傾けてください。

       

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当たり前ですが、
走り続けると倒れてしまいます。
限界があります。

頑張っている人が休む・・・・・
そのタイミングはいつか?

まず、
心も体も休むことなくストレスにさらされると
必ず疲れてきます。
負荷をかけた後、充分に回復する期間があって
リセットされるなら、次もまた頑張れます。
これが「鍛える」ということ。
「苦しい」と感じたら休まないと壊れてしまいます。

では、
一般的な社会生活で「苦しい」と
自分で認定するタイミングはというと、

・眠れない!と思う苦しさが2週間異常続くとき
・食欲に変化があって、ここ3か月で体重が5キロ以上増減があったとき
・休んでもなかなか疲れが抜けないで、活動的になれないとき
・発作的、あるいは慢性的に起こる動悸・頭痛・胃痛・めまい・肩こり・身体の痛み・・・・
・なんだか頭が回らないと感じるとき

こんなときは、何もかも放り出して休む必要ありです。
勇気を出して休みましょう。

     

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