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めまい・ふらつき・頭痛の症例
36歳女性
慢性的に起こる頭痛を改善したいとご相談。元々疲れ易く、忙しい日が続くとどっと疲れが押し寄せてくる感じがする。頭痛は、夕方から夜にかけて起こることが多く、酷くはないがシクシク痛む感じで、頭痛が起こると、忙しくても横になって休憩をとらないと更に酷くなる。頭痛が起こると家族と話すのもおっくうになると話されます。

■ 処方後…
頭痛のタイプに気虚(ききょ)頭痛があります。このタイプでは体のエネルギーの源である気が減少する為に頭痛が起こります。普段から疲れやすかったり、無理が出来ない。風邪をひき易い、食が細く食事があまりおいしく感じられないといった事も気虚タイプの方にはよく起こります。
この方には顔がむくみ易く軟便の症状もあった為、香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)を服用して頂きました。
2週間後の確認では、朝の寝起きがすごく楽で体がずいぶん軽くなったような気がするとお話になられます。

めまい・ふらつき・頭痛の症例
28歳女性
偏頭痛でご相談。痛み方は片側だけでズキズキと脈を打つように痛み、張れている様な感じがする。頭痛が起こるのは生理前の事が多く、イライラし易くなる。又、生理痛もあり下腹部が張って痛むことが多く、胸やわき腹の張っている気がする。このサイクルを毎月繰り返している様で嫌になると話されます。

■ 処方後…
体のエネルギーである気(き)は全身を循環しています。この流れが滞ると気滞(きたい)という状態になり、不快な症状が現れます。ちょうど風船が膨らんだ様に張った痛みが特徴で生理痛や頭痛を起します。胃腸に気滞が起こると、胃やわき腹お腹が張って苦しくなります。気は精神活動も司る為に、イライラ怒りっぽくなったり、精神疲労でより症状が悪化します。
この方には、逍遥散(しょうようさん)と血府逐瘀丸(けっぷちくおがん)を服用して頂きました。
服用後徐々に頭痛が軽くなってきている様で四カ月たった頃からは生理痛もずいぶん軽くなったと話されます。

不妊症とは
「子宝相談」にお見えになる患者様が多くなってきています。
妊娠適齢な女性が男性側に異常がなく、結婚後2年以上たっても子供が出来ない場合不妊症といわれています。
不妊症の場合先天的に婦人科臓器に構造的欠陥がある場合は、外科的治療が必要となります。
また、不妊症は女性側の責任と取られがちですが、 男性側と女性側それぞれどちらかに原因があるものが4割ずつと最近の統計では言われています。 先ずは夫婦揃って検査を受け原因を明らかにすることが大切ですよ。

漢方での考え方
大谷薬局にご相談に来られる大半の方が病院で不妊治療を受けられ、排卵誘発剤等を飲み続けているのにいい結果がでない。また、人工授精や体外受精を何回繰り返しても良い結果に結びつかないと悩んでおられます。
その原因として疲労やストレス、不規則になりがちな生活リズムや食事での栄養の偏りや冷え等様々です。
漢方では五臓六腑の働きがよく、「気」「血」「津液」がみなぎり、その余った分が始めて子供に行くと考えています。
気・血・津液


すなわち母体そのものが新しい生命を育む力を持っていないと上手く受精し着床しないあるいはすぐに流産してしまうということが起こってしまいます。丁度、良い作物は肥沃な大地から育つのと同じですね。
問診、基礎体温表等からお母様の状態を漢方的に把握しその症状や体質に合った漢方薬等を服用して頂きますがその全てが、お母さんの体を元気にし、母体そのものが安定し妊娠出産まで新しい生命を育んでいける体を作って頂くことに重点を置いています。

症例
■ 私たち夫婦の実際に取組んだ体験
ここでは、私たち夫婦が実際に取り組んだ体験をご紹介しようと思います。
今から7年前に薬局を開局し、夫婦二人薬剤師として最初は薬局の仕事で手一杯で子供なんてまったく考えていませんでした。
薬局も軌道に乗り、そろそろ子供をと、二人で話し出したのがそれから3年後くらいでした。
私自身子供はいつでも出来ると思っていましたのでのんきに考えていました。
しかし、1年半くらい出来ないとさすがに不安になってきますよね。
2人で相談し、先ずは検査を受けました。

結果は共に異常なし、タイミング法で様子を見ましょうというお話でした。
それから半年間は排卵促進剤でタイミングを合わせる治療を行なっていました。
しかし、なかなか上手くいきませんでした。
経験された方は解ると思いますが、この頃の妻は、生理のたびに落ち込んだり、周りからのチョッとした言葉にも凄く敏感になっていました。
これが私自身本格的に、不妊症の漢方療法を勉強するきっかけになっていきました。
また、私自身が薬局の仕事が忙しく真剣に考えていなかったことも大いに反省しました。

妻の場合は基礎体温表からは、36.75以上の高温期が10日以上維持できていなく高温期の波形も凸凹でした。
漢方的にはこの状態は、気虚(ききょ)気滞(きたい)と言う状態です。
これは簡単に言うと、ストレスと体のエネルギー不足の状態です。
また、今まで妻の生理の状態なんか聞いたこともなかったのですが、漢方的にきちんと考えていくと、生理期間は通常ですが生理の出血量は元々少なく、色も薄い、これも漢方的には気と血の不足をあらわしています。
■ 処方後…
妻には状態にあった漢方薬と栄養素の服用を続けて貰いました。
それから5ヶ月くらい経った頃から36.75以上の高温期が10日間きちんと維持できるようになり、それと同時に生理の出血量が増え、初めて排卵前にはオリモノが出るようになっていました。
このような状態が整い妊娠まではそれから2ヶ月ほどかかりましたが無事に出産を迎えることが出来ました。
今本当に子供がいてくれる幸せを実感すると共に、体の中の環境を良くしてあげることが何より大切だと思っています。

漢方でのアトピー性皮膚炎の考え方
「皮膚は内臓の鏡」という言葉があるように健康な皮膚は、 「気」「血」「津液」や五臓六腑が調和しながら作り出していると漢方では考えます。
皮膚表面に痒みや湿疹が起きるため皮膚に異常が在ると考えがちですが、皮膚表面ではなく気・血・津液や五臓六腑の不調和等の体の内側に原因があると考えます。
気・血・津液・五臓六腑


実際患者様のお話をよくお聞きしていると受験や引越し、入社など何らかのストレスが続いている時・仕事や部活が忙しく疲労が重なっている時等により症状が悪化されている方が多いですよ。

その為、皮膚表面のケアーも大切ですがそれ以上に体の内側のバランスを良くすることが大切だと考えています。
丁度お部屋のガラスを磨くときに外からだけいくら磨いても綺麗にならず、中からも磨くことによって初めてガラスが綺麗になるのと同じですよね。

アトピー性皮膚炎の漢方療法
漢方では体に悪い影響を及ぼすものを邪(じゃ)と呼んでいます。
内臓のバランスが良いときには外から邪が入ってきても簡単に追い出すことが出来ます。 しかし、「気」「血」「津液」・五臓六腑のバランスが悪いときには簡単に邪が進入します。

また、バランスが悪いと自分の体の中で邪を作り出してしまうことも多くなってしまいます。
この邪が悪さをし、皮膚表面に症状として現れてくると考えています。
風邪・熱邪・湿邪


特に皮膚に関係の深い邪には 風邪(ふうじゃ)熱邪(ねつじゃ)湿邪(しつじゃ)があり、あちこちに痒みが出る赤みやハレが強いジクジクしやすい等それぞれの邪に特徴があります。
皮膚表面の状態をどの邪が引き起こしているのか分類し、 その邪を取り除いていくことから始まります。
また、そもそもの邪の進入や発生を許してしまう 「気」「血」「津液」・五臓六腑の不調和を治し、アトピー性皮膚炎が悪化しにくい体を作っていきます。

アトピー性皮膚炎の漢方療法の進め方
先ず、最も重要なのが患者様の体質を詳しく把握することから始まります。
体力の有無・体が冷えているのか、熱をもっているのか、痒みや湿疹はどのような時に悪化しているのか等々、細かい症状の一つ一つが漢方薬を決定する為の重要な要素です。
カウンセリング風景


またアトピー性皮膚炎では、悪化の要因が多岐にわたる場合も多く通常数種類の漢方薬を組み合わせることが多くなります。
この組み合わせる漢方薬の分量比も重要な要素である為、大谷薬局では患者様の状態を先ずは詳しくお話して頂くことに一番時間をとっています。


症例
■ 28歳 K子さんの症状
現在28歳のK子さんは、小学生くらいから風邪を引きやすくなり、風邪が治った後も気管支が弱いのか、咳だけが続くことが多かったそうです。
元々皮膚はデリケートなほうで、虫なんかに刺されても跡がいつまでも残るような感じでしたが、特に湿疹や蕁麻疹が続くことは無かったそうです。
しかし、中学にあがる頃から少しずつ湿疹や蕁麻疹が出たり引っ込んだりを繰り返すようになり新しく始めた剣道の部活が忙しくなるにつれてどんどん皮膚の症状も悪化していったそうです。
その頃は、抗ヒスタミン剤等の内服と外用軟膏で酷い時にはステロイド軟膏で対処し、症状は一進一退の繰り返しだったそうです。しかし、社会人になった頃から更に症状が悪化しだし、軟膏も今までの分量では全然症状が落ち着かなくなり凄く不安だとお話になられます。

現在の症状は上半身が主で、特に首周りと顔に赤みと湿疹が強く出ています。
一番悪化する時期は、梅雨から夏にかけて湿度と気温が高い時期で、夏場は夜間に無意識に掻いている事が多く、朝傷になっている。
掻き壊した部位は、カサカサで皮膚が厚くなっている。湿疹は赤みが強く掻くと汁が出てくる。
汗をかいた時やお風呂に入って体が温まると更に痒みが酷くなる。と本当に悩んでご相談に来られました。

■ 処方後…
K子さんの場合、赤みやジクジクしている事が多いことから漢方的には湿熱の邪が多いと考えられます。
元々、湿熱の邪を体内で作り出してしまう方は、特に梅雨から夏場は気温と湿度が高い為に更に皮膚の症状が悪化する方が多いですよ。
また、精神的なストレスは湿熱の邪を更に助長させてしまいます。
先ずは湿熱を体からとるために黄連解毒湯と猪苓湯を分量比を加減しながら服用してもらい、皮膚表面からの正しいケアも行なって頂きました。
3ヶ月たった現在、赤みはずいぶん軽くなり汁は殆どでなくなっていると嬉しそうにお話になられます。

自律神経とはどんな神経?
自律神経は呼吸や心臓の鼓動・体温や発汗の調節や食事の消化吸収等、自分の意思と関係なく環境や刺激に対して体を自動的に適応させる為に働く神経のことです。今から心臓を早く動かそうと思っても無理なのに急に横から車が出てきた時なんかにはびっくりして心臓がドキドキしますよね。これも自律神経の働きです。

自律神経の働き
自律神経には活動するときに働く交感神経(こうかんしんけい)と休息時やリラックスしたときに働く副交感神経(ふくこうかんしんけい)の二つがあります。丁度車のアクセルとブレーキの関係ですね。この二つの神経がバランスを取り合いながら心臓の拍動や呼吸・内臓の働きを調節しています。

自律神経失調症とは?
交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態を自律神経失調症とよんでいます。活動するときに働く神経とリラックスするときに働く神経がうまく機能してくれないと様々な不快な症状を引き起こしてしまいます。
具体的には、体のだるさや疲れ・やる気がおきない・不安感や動悸・頭が重たい・手足のしびれ・眩暈感・よく眠れない等の不快な症状が現れてきます。しかし、体の器質的な異常ではない為に、検査をしても異常がないことがほとんどです。しかし、悩んでいる方にとっては本当に不快な症状ですよね。
精神的なストレスや不眠などによって軽いうつ病か精神病(ノイローゼ)になっている人がほとんどです。
また、思春期や更年期など、内分泌ホルモンの偏重をきたしやすい時期に起こりやすい傾向もみられます。
さらに、高血圧や低血圧、動脈硬化症、糖尿病などの全身的な病気や神経系の病気が引き金になって起こることもあります。
自律神経失調症に陥る様々な要因


自律神経失調症によく見られる症状
全身症状: 疲れやすい・だるさ・めまい・立ちくらみ・食欲不振・不眠・
       体のホテリや冷え・フラフラする
精神症状: イライラ・気がめいる・やる気や集中力の低下・怒りっぽい・
       小さな事が気になったり不安感が強い
頭: 頭痛・頭重感
目: 目の疲れ・乾く・涙目等
耳: 耳鳴り・耳の圧迫感や、何か詰まった感じがする
口: 口の中や舌の痛み・味覚の異常
喉: イガイガする・喉に何か詰まっている感じや、圧迫感
呼吸器: 息苦しい
循環器: 動悸・息苦しい感じ・低血圧等
消化器: 吐き気や便秘・下痢・お腹の張った感じ
皮膚: 発汗の異常・かゆみ・乾燥感
手足・関節: 首や肩の凝りや重たい感じ・力が入らない・関節がだるい
泌尿器: 頻尿・残尿感・尿が出にくい感じ
生殖器: 精力減退・インポテンス・生理不順

自律神経失調症は、外部の刺激に対し身体の状態を維持しようとして起こる病気ですから、ストレスや疲労が過度にかかっている人生活のリズムが不規則な人ストレスの影響を受けやすい性格の人は、特にこの病気にかかりやすい傾向があるようです。
また、自律神経は女性ホルモンの影響も受けやすい為に、思春期や出産前後・更年期等のホルモンバランスが乱れやすい時期の女性にも起こりやすい疾患です。

治療法は大きく薬物治療心理療法的な治療に分かれます。
薬物療法では自律神経失調症や自律神経調整薬などが用いられます。
漢方薬も出番の多い薬に挙げられます(漢方薬については後述)。
心理療法的な治療では、自律訓練法(自律神経を安定させるトレーニング)や行動療法、ストレス環境の調節などが行われます。
ただし、本人の性格の影響が強い場合は、気長に治療を行う必要があります。

漢方での考え方
気・血・水

漢方では人の感情、怒り・喜び・思い・悲しみ・恐れを肝・心・脾・肺・腎の五臓が担当していると考えています。
その為、疲労やストレスなどから五臓の機能が低下するとそれぞれの感情に過剰に敏感になったり上手く感情をコントロールできなくなってしまいます。
また、気・血・津液のバランスの崩れも体や感情面に大きく影響してしまいます。
先ずは訴えられる症状からどこのバランスが乱れているのかを漢方的に把握し乱れを整えていくことで、不快な症状が出にくい身体になって頂くことに重点を置いています。

症例
漢方では、思いが内臓に影響を及ぼしたり逆に内臓の弱りが精神に影響を及ぼしたりと、自律神経と五臓六腑は密接に繋がっていると考えています。

■ 29歳女性の症状
仕事の配置換えから、自分の思いとは別な事もこなさなければならず、頭では仕方ないと解っているのに、なかなか割り切れず毎日を過ごすうちに、意欲自体も低下し、うつうつとした日が多くなった。
元々キチンと仕事をこなさないと気がすまないのに、うっかりミスが多くなり最近では、お腹が張り食欲も無く、眩暈や立ちくらみもし、生理も遅れがちになり、こない月もあると話されます。

■ 処方後…
この方の場合、精神疲労から肝気鬱(かんきうつ)が発生したと考えます。
肝は、気の流れを整え精神を伸びやかに保ち、内臓がバランスよく働く状態を作ります。肝気に乱れが起こると、バランスが崩れ食欲低下やお腹の張り等が多くなり又、肝は血を貯蔵し身体の各部に供給している為、肝が弱ると血の不足が発生し、立ちくらみや生理不順等が起こり易くなります。
その他にも、気分が晴れない・落ち込んだり、逆にイライラする・頭痛や目のかすみ・喉の違和感や生理前に気分が不安定になる等も肝気鬱の症状としてよく起こります。
この方には、肝気を整える黒逍遙散(くろしょうようさん)を服用して頂きました。

服用後、徐々に食欲が回復し、生理も順調になり仕事の内容自体は変化無いのに、気分はゆったりしていると笑顔でお話になります。

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