三因制宜の最後の考え方、「因人制宜」は、性別、年齢、体格と言った、その人の体質を考慮することです。性別や年齢、体質、生活習慣などによって罹りやすい病気が違ってくるし、同じ病気でも適切な治療は一人一人違います。
治療で最初に考えるのが「因人制宜」、次に考えるのが「因時制宜」です。
患者さんを診るときは「時」「地」「人」の要素を外してはいけないというのが「三因制宜」の教えです。
中医学が「オーダーメイド医療」と言われる特長を端的に表した考え方だと言えるでしょう。
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更新日: 2019/02/06 |