卵巣機能低下を中医学では「腎虚」と考えます。卵子の質、精子の質、子宮の質、すべてが腎の良し悪しで決まります。腎には「精血」という、人体の生命活動を維持する栄養物質をいかに充足させるかが重要なポイントになります。年齢と共に腎の精血が不足し、痰湿や瘀血が入り込んだり、逆に痰湿や瘀血からの精血の供給が不足し腎虚になるからです。
腎虚になれば流産が起こりやすくなります。つまり、精血が不足すると赤ちゃんを育てられないため、痰湿や瘀血を取り除いて精血を補うことが流産には有効です。とくに習慣性流産になっている方は、痰湿や瘀血を取り除いて腎に精血をしっかり補う必要があります。
中医学ではこれらを同時に行うことが出来るのが大きな特長です。
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更新日: 2019/05/29 |