前回は、ミトコンドリアから活性酸素についてお話ししましたが、この活性酸素が多く発生するのはどのようなときでしょうか?
それは「虚血再灌流」と言って、血流が悪くなって血液が減少している状態から一気に血流が増える状態の時です。
昼間に比べて夜間は内臓の血流が活発です。しかし、夜にストレスをかけたり、運動したり、パソコンなどで脳を使ってしまうことも、「虚血再灌流」が起こります。
このことからもわかるように、ミトコンドリアの数や働きを安定させるのは、夜間の血流の安定だということです。
妊活で必要なのは、夜間の血液をコンスタントに子宮や卵巣に流すために、子宮動脈や卵巣動脈の血流をどのように安定させるかです。
それが得意としているのは中医学なのです。
誠心堂で行っている鍼灸の「三焦調整法」は、この夜間の子宮の血流を安定させるために開発された方法なのです。この方法によって卵巣に残った卵子の質を守ることができます。もちろん精子の場合も同じです。
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更新日: 2019/07/12 |