秋になり、皮膚のトラブルも増えてくるので今回から皮膚病についてもお話しさせて頂きます。
皮膚病において、西洋医学ではステロイド外用剤や抗アレルギー薬、抗ヒスタミン剤などの使用が主体となっています。近年、こういった対症療法(現れた症状に応じて処置を行うこと)と、漢方薬や鍼灸治療を組み合わせた「中西結合医療」が注目されています。
中医学の理論では、皮膚が内臓と密接な関係を持つことから、”皮膚は内臓の鏡”と言われています。内臓とは、肝・心・脾・肺・腎の五臓の事で、皮膚の免疫力は、この五臓の機能やバランスの良し悪しにより決定されるのです。
皮膚の働きを強化するために、漢方薬や鍼灸治療を活用し、トラブルの原因となっている体質の調整や改善を行っていきましょう。
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更新日: 2019/09/09 |