新型コロナウィルスの、日本での感染者が日々増加する現状では、医療機関での外来患者の受け入れ中止の事態となる可能性も有ります。ワクチン製造も時間がかかりそうです。
新型コロナウィルスは強い感染力を持ち、感染すれば「発熱が続く・咳(喉の炎症)・だるさ」が現れる熱性感染症です。肺炎を誘発しやすく、呼吸困難などから亡くなられる方も増えています。
漢方ではどのように治療していくのでしょうか?
「感染力が強い」「発熱が続く」「急速に悪化する」の特徴から、漢方では温病と捉え、清熱解毒薬による治療が適切だと考えます。飲み方に工夫があり、病が軽い方は6時間ごとに、病が重い方は4時間ごとに継続服用します。
熱感が続くなど身体に違和感があれば、清熱解毒薬を継続服用してください。インフルエンザなら2-3日の継続服用で、不快症状が出ないまま治癒するとされています。新型ウィルスに対してもまずは3日間の継続服用を行って下さい。
これは、熱性感染症を治療する衛気営血弁証(1800年初頭に記された漢方書・温病条弁)の知識。今回のように熱性感染症で多くの人命が失われる中、漢方薬・生薬による実際の治験例の積み重ねから得られた貴重な医療体系と考えられます。日本では薬事法があり、医薬品販売時は4時間ごとの服用を進めることは出来ません。
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更新日: 2020/03/13 |