梅雨に入ると常に湿度が高くなり体が重くだるくなります
漢方では湿ととらえて体の中にできるものを内湿と言い五臓の中で脾臓が関係します
甘味(糖質 脂質等)過多により脾が弱まって湿が生ずると考えます。
更に冷たく甘いものは余計に脾を困らさせます。
湿邪困脾とか寒湿困脾と表現します。若いころは胃腸機能(脾の強さ)が強いので氷 アイスなど多飲しても大丈夫ですが年を重ねるとこの時期
冷たいものを取りすぎるとその後食欲がなくなり体が重くだるくなります。寒湿困脾と表現します。
一方梅雨時は湿度が多いたためこの外の湿が
体の中に入ります 人にもよります、漢方では気を大切に考えます。
気は五臓の気のほかに衛気 営気の代表的なものがあります。
この衛気が体の表面を守っています この衛気が弱いと梅雨時は内湿 外湿
が重なって体が重くだるくなります。
漢方ではこの状態を治すため健脾利湿薬(茯苓 白朮 など)また補気 益気する
人参など使って体を守ります
他には衛気を補いつよくする 黄耆なども使います
当薬局の経験です 元々 痩せている方で仕事が忙しく又夏バテのようなことが重なって食欲がなくなり疲れも重なって気力が起きなくなった方。
体力はある方だったけどストレス過多のため又仕事が忙しくオーバーワークのため徐々にやる気 気力がなくなってきた方。 両方ともストレスが原因ですが漢方薬はやや変わります。 前者は元来痩せているので脾虚を考えながらそかんする方法を考えます。 四君子湯 補中益気湯 柴胡疎肝湯などです。 煎じ薬を考えますが煎じるのが厄介の方は粉薬も考えます。 後者の場合は主に疎肝する柴胡疎肝湯を中心に安心薬を考えながら考えます。 柴胡疎肝湯に人参 竜骨牡蛎 半夏厚朴湯等を考えて煎じ薬などを作ります。 男性の方ですと性欲もなくなってくる方もいらっしゃるのでそのような方は補腎薬も考えます。 |
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更新日: 2024/04/25 |
不眠は辛いものです。私共の経験では自律神経の乱れが多くの場合関係します。
例えば新入社員で不慣れのことが多く周囲に気を使い神経疲労した結果不眠が始まります。 人によっても違います。1年ぐらいで始まる人我慢していて5年ぐらい頃よりは始まる人様々です。 私共では この不眠の症状によって漢方薬を使い分けしています。 元々頑張る方に多く引っ越しして周囲の環境が気になってなる方 更年期も重なってなる方 中間管理職になり部下にも気配りしてストレスがたまり不眠になる方 気候の急変でなる方 など様々です。 私共の経験では元来上昇志向の傾向が多くある方にみうけられます 寝つきが悪い方の不眠 寝てもすぐ目が覚めてしまう方 眠りが浅い方 少しやせ型の方で疲れると余計に眠れない方 など漢方薬はこの三つのタイプで分けています 更にこれらのタイプの重なり等によっても変えています。 |
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更新日: 2024/04/13 |