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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

前回は、飲食不摂による”お血”について
説明しましたが、
今回はこの”飲食不摂”について説明いたします。

”飲食不摂”とは、
甘味過多の食事のことを言います。
甘味とは、主に糖質、脂質など含有炭素の多い、
米、油もの、麺類のことを指します。

例えば、カツ丼のように、
ご飯とトンカツだけで、野菜が少ない食事を
取り続けていると、徐々に太ります。

だんだん太って、身体に熱がたまり、
高脂血症となり、高血圧になります。

この状態を漢方では、
”飲食不摂”により”痰湿”がたまり、
それが”お血”を生んだと考えます。

”お血”になる原因は、”不内外因”でも起こります。

これは、飲食不摂によるものが主で、
食べて太って、”湿”が重なって”熱”となり、
更に”お血”を生むと言う現象です。

一般的に太った方で、血圧が高い場合、
この『湿熱過多のお血』と考えます。
この場合の漢方薬は、清熱利湿剤+活血剤を使います。

前回、”気滞血瘀”の説明をしましたが、
”瘀血”になる理由は、他にもあります。

まず一つ目は、事故、ケガ等が原因でおきる場合。
ケガ、骨折等により急に経絡が寸断され、
そこに”瘀血”が生じます。

ケガをして痛くなるというのは”瘀血”の症状なのですが、
ケガが治っても、”瘀血”は完全に修復しておらず、
天気が悪い日に痛んだり、朝起き掛けに痛んだりします。
この場合の”瘀血”の改善には、活血剤を使います。

また、ギックリ腰のような、
キリキリとした急激な痛みに対しても、活血剤を中心に使います。

この場合の発症因子は、”内因、外因、不内外因”の中の、”外因”になります。

漢方では、気が血を引っ張ると考えるので、
気が滞れば、血も滞ります。
この状態を、”気滞血お”と言います。
今日は、この”気滞血お”について説明いたします。

気が滞る原因は、肝が気を巡らせられなくなった為で、
肝は『怒り』『我慢』によって、働きが悪くなります。
この状態を”肝鬱気滞”と言います。

この時の肩こりの痛みは、張痛(張ったような痛み)になります。
これが長引いてくると”血お”の痛みに変わり、刺痛(刺すような痛み)となります。
また、”血お”の痛みは頑固で、改善するのに時間がかかります。

”お血”をとる漢方薬は、桃仁、紅花が有名です。
”気滞血お”の場合、疏肝理気+お血をとる漢方薬を使います。
代表的な処方に、血腑逐お丸、冠元顆粒等があります。

今回は、気滞について説明致します。
気滞は、漢方では「肝・心・脾・肺・腎」の内、肝臓が気を巡らすと考えます。
漢方では、”肝臓”と言わず、”肝”と言います。

気滞の漢方薬は、疏肝理気薬を使います。
”疏肝”は、肝の働きを良くするという意味で、
”理気”は、気を巡らすという意味です。

柴胡で疏肝すると同時に、肝血を補う芍薬を使います。
また、理気薬として薄荷、香附子、木香などを使います。

代表的な処方に柴胡疏肝湯があります。
柴胡、芍薬、枳実、甘草、香附子、川キュウ(草かんむりに弓)、青皮の組み合わせで構成されています。