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前回の『三寒四温』リンク では気候の変化と自律神経失調症について書きましたが、今回はその②と言うことで春に起き易い体調不良について考えてみようと思います。

春というのは、寒かった冬が終わり身も心も緊張がなくなり、言い方を変えれば「だらけた」季節と言えるでしょう。
加えて新入生、新社会人は新しい環境、生活のリズム、人間関係などに揉みくちゃにされてしまいます。

春先に良く起こる体調不良には「胃腸の不調」「皮膚の不調」「心の不調」などがありますが、これらの体調不良の原因には多かれ少なかれ自律神経の失調が係わっているのです。

前回も言った通り『自律神経』というのは身体中にあり、日夜(休むことなく)生理機能を調節しているのですから、「この病名にはこの漢方」とか「この症状には○○湯」とか言えるわけがありません。
良いですか?勉強も大事、仕事も大事です。

しかし本当に大事なことは睡眠、ご飯、お風呂にウ〇コ(失礼!)ですぞ。

まず「睡眠」は二つの自律神経、すなわち昼間の交感神経と夜間の副交感神経のバランスを主っています。
きちんと「ご飯」を食べること(消化吸収)は消化器官を支配している自律神経系の働きです。
毎日「お風呂」に入ることで中枢神経(脳)がリラックスするばかりでなく、皮膚の血管、汗腺(自律神経系の支配)の働きを良くし、余分な水分を放出することで心・循環器系(これも自律神経系の支配)の負担を減少させます。
すると当然、毎日きちんと排便があるはずです。

これらをいい加減にすることが『自律神経失調症』の原因になるのです。

漢方薬(もちろん病院の薬も)は体調を回復させる過程の手段に過ぎません。

大事な事は・・・お分かりですね。それではまた。

春がやって来ましたね。
縮こまっていた寒い冬から伸びやかな季節へと移って行く、何となくそわそわワクワクする季節です。

この時期は『三寒四温』と言って、暖かい日と寒い日が交互に来るが(4対3の割合で)徐々に春になります。
ただ今年はエルニーニョだか海水温の上昇やらで寒暖の差が激しいようです。

人間は外界の変化、即ち日々の気温、湿度、日照時間あるいは季節の移り変わりなどに『自律神経』で対応しています。
ですからこの時期、皮膚や粘膜、消化器官など自律神経に支配されている臓器にトラブルが起きやすいのです。

時どき「病院で自律神経失調症と言われた。漢方で治るか?」とか「良く眠れない、イライラしてのぼせる。自律神経だと思う」とか言われる方がいます。
まあ確かに「自律神経」は体中の皮膚、血管、内臓、などに分布していますので、体調不良を”自律神経失調”と言い換えても間違えと言う訳ではありません。
ただ『自律神経失調症』という表現は少々安易に使われ過ぎているようです。

もちろん春は”木の芽時”と言って、漢方の三要素「気・血・水」のうち「気」の動きが活発になりますのでストレス性の症状、不安、イライラなどが起きやすい季節でもあります。

漢方の良い所は、一人の病人に対して、一つの症状に対して色々な切り口があるという事です。

現代医学の治療も生かしながらご本人の体調を整える方法を提案させて頂きます。
どうぞお気軽にご相談下さい。


いやあ、ちょっと油断しているとご無沙汰してしまいますね。
1か月以上書き込みしていないとは・・・。

さて、今回は少々変わったネタ『アンチドーピング』についてのお話です。
ちょうど昨日、地元の薬剤師会で研修会があり出席して来たのですよ。

そもそも”ドーピング”というのは、大昔の原住民が”ドープ”というお酒(まあドブロクみたいなものでしょうか)を飲んで気合を入れたり勢いを付けて戦争に行ったところからきているそうです。
その後、競馬で勝たせたい馬にカフェイン(興奮剤)を飲ませたり、逆に敗けさせたい馬にタバコの葉(ニコチン=毒)を食べさすという事例もありました。
現在はオリンピックや国際大会などでは確信犯的(悪質)なドーピングが行われています。

日本ではそういった悪質なドーピングはありませんが、選手側の意識の無さからくる”うっかりドーピング”が問題になっています。
本人はただ病気の治療をしようとしただけなのに、スポーツ選手ではない普通の人なら何の問題も無いのに「不正行為」とされてしまうのです。
国際的なドーピング規則は絶対的なので、「確信犯」であっても、例え「うっかり」でも同じように処分(出場停止とか資格はく奪)されてしまうので大変です。

さて、この話がどう本題に繋がって行くのかと言いますと、ドーピング規則では色々な医薬品について”絶対に使ってはいけないもの”と”怪しいもの”そして”大丈夫なのも”に分けてあるのです。
ちなみに私たちの扱っている『漢方薬』は”絶対ダメのもの”と”怪しいもの”に分類されているのです。※あくまでもスポーツ選手の場合ですが。

例えば有名な事例では「葛根湯によるドーピング違反」があります。たかが葛根湯と思われるでしょうが、咳や熱に効果のある麻黄の成分であるエフェドリンがドーピング検査に引っ掛かってしまったのです。
麻黄は沢山の漢方薬に含まれており、スポーツ選手は使用に注意が必要です。

また漢方薬全般に言えることですが、漢方薬の成分(薬草)は主成分以外にも色々な成分が含まれており、何がドーピング検査に引っ掛かるか分からないのでとりあえず「グレー分類」とされている訳です。

まあ、この件に関しては「漢方薬は安全」とは言えないようです。

詳しくは薬剤師にお尋ねください。

次は余り間を空けずに登場します。
それではまた。


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