味には5つの味があります。
酸っぱい味
苦い味
甘い味
辛い味
塩辛い味
実はこの五つの味は五臓と関係しています。
塩辛い味は腎と関係があります。
腎は生長・発育・生殖を主り、生命エネルギーを蓄えている場所です。
尿の排泄にも関係があります。
腎の衰えは冷えやすくします。
塩辛い味は腎・膀胱の機能を補い、体内の水分代謝を調整する働きがあります。
また、塩辛い味は体を温める作用があります。
血液中の塩分濃度が高まると、エネルギーの燃焼が盛んになり、体温が上昇します。
北海道などの寒さの厳しい地方では、味噌や醤油の塩分濃度が高く、塩をふんだんに使った郷土料理がたくさんあるのも理由のひとつではないでしょうか。
減塩、減塩と言われていますが、天然の塩ではなく、塩化ナトリウムを食塩として摂ってることに問題があります。
天然の塩には塩辛い味だけでなく、苦味も含まれています。
苦味は心臓を守る作用があります。
つまり、塩辛い味と苦い味がある天然の塩は、塩辛い味だけでできた塩化ナトリウムの塩に比べると血圧を上げにくいのです。
とは言っても、摂り過ぎには気をつけましょう。