はしか・・・流行ってますね。
先日、熱が出て発疹が出て、はしかの疑いがあるのにもかかわらず、大阪と東京を行き来した人がいたとか・・・
はしかのウイルス感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、人から人へと感染が伝わることで広まり、感染力は非常に強いと言われています。
免疫を持ってない人が感染すると100%発症し、一度発症すると一生免疫が持続すると言われています。
はしかは発熱や咳、鼻水といった風邪に似た症状から始まり、その後高熱と発疹が出るのが特徴で、肺炎や中耳炎を合併しやすく、1000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われ、また死亡する割合も1000人に1人と言われています。
また妊婦さんは流産や早産を起こす可能性があります。
はしかの疑いがある場合は、まず医療機関に電話して受診の要否や注意点を確認してから、その指示に従う必要があり、また、医療機関へ移動するときは、他の人への感染防止のため、マスクの着用するとともに公共交通機関の利用はできるだけ避ける必要があります。
今はワクチンがありますが、ワクチンがなかった時代、ウイルスの存在が知られてなかった時代、中国では板藍根で対処していたと言われています。
もし、はしかの症状を発症したときに漢方薬を使うとすると、悪寒発熱して発疹が出始めようとする時期に升麻葛根湯を使います。