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道重さゆみさんが芸能界引退との報道がありました。
以前、強迫性障害をカミングアウトされて
頑張っておられましたが「限界」だったのでしょう
この病気を知らない人からすると
その苦しさは理解が難しい事だと思います
「いつまでも確認して、家からでられない人」
「不潔恐怖と闘って、いつまでも手を洗い続けている人」
「不吉な数字に翻弄されている人」
「もしかしたら動物を車でひいてしまったかもしれない
という観念で不安になって現場を何往復もする人」

酷くなると際限なく続く不安との戦いになります
「風化」をめざして、
不安な気持ちを無視する必要があるのですが、
これが実に難しい
精神科で薬はでます
が、特効薬ではありません

環境を整え
知識を習得し
無視の経験を積んでいく
地道ですがこれしかありません

少しずつ風化させていきましょう
そのお手伝いができればと思っています

 

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うつ状態になると、
以前とは「別人」になってしまうことが多くなります
それが、自分でも気がつかない事が多く
自分自身も近しい人も
「あれ?前とはちがう行動や考えになった」
ということに気がつくよう意識しておくことが大事です

うつ状態のセルフチェックなどは
ネットなどで良くありますが、
単純に疲れているだけなのか
うつ状態なのかは難しい判断です

いずれにせよ
「以前とは違う考え方や行動」に意識して
早期発見し、脳の疲れを癒やすべく
しっかり眠ってください

気分転換!と
温泉いったり、はしゃいだりもエネルギーを使います
まずは、眠りましょう

 

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片頭痛で悩まされている方は多いのではないでしょうか。
すでに治療を開始していてうまくいっている方はOK
しかし、
病院のお薬があわなかったり、
副作用で困っている方は
漢方という手段もあります
また、
これが片頭痛?
というような症状もあります。
例えば、
頭痛そのものはさほど頻繁でなくても、
前兆として、
ちょっとしたことでイライラしたり、
やけにだるくなったり、
気分がすぐれなかったり
生あくび連発したり、
むくみがきたり、
集中力が落ちたり
めまいや脱力感、
物が二重に見えたり
一時的に相手の話が理解できなかったり話
をしようとしても言葉が出てこなかったり・・・・
およそ、片頭痛というよりは他の病気を連想するような症状もでます。

もちろん鑑別診断は重要です。
が、時々そうなって、割とすぐに回復するということを
繰り返している人は片頭痛の前兆を疑っても良いかもしれません。

こういうケースは漢方が良く反応してくれると考えています。
もちろん、
前提として、規則正しい生活・しっかりと眠る・ストレス対策・・・などがあります。
まずは、自分でできる環境調整をして必要ならば漢方も考えてみましょう

 

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歌手の方が広場恐怖とパニック障害だと
カミングアウトされてましたね
それらの背景には、
前提として、ストレス・脳疲労があるため
魔法の薬や治療はなく、
地道に治していくしかないと考えています
まずは、自分を落ち着かせる方法を見つけること
瞑想・深呼吸・座禅・マインドフルネス・・・などを活用します
また、
なぜそんなに不安なのか?
何を怖れているのか?
どういうことが怖いのか?
言葉にして書き出してみることです。
そして、それを「消化」していくために
気持ちの整理をしていき、
「怖さ」はたいしたことではない!
と思えるか、
あるいは、開き直れるか。。。。
少しずつ「不安」「恐怖」になれていくこと
状況にもよりますが、
逃げては、いつまでも逃げることになってNG
ぼちぼち、すこしずつ。

 

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最近、思う事

医療科学の発達によって、
脳の病気の実態も段々解明されてきました

全容解明まで行かなくとも、
かなり有力な説も出てきています

脳の「この部分」が「こうなっている」
「その部分の異常には、○○が関与している」
「ここに、この薬を、こんな刺激を・・・」
いろいろ解ってきました

それによって、
例えば、うつ病、統合失調症、依存症・・・・の治療も進展してきたと思います
しかしながら、
昔から言う「病は気から」の如く、
大きなストレスや小さいけれど慢性的なストレスによって
脳がダメージを受けて発症の一端になっていると思われる事も多いと感じます

脳のMRIを始め、ありとあらゆる検査をして「異常なし」と言われたもの
「異常あり」とわかっても、それが今の症状と直結しているとは考えがたいもの
いろいろ遭遇します

例えば、
ストレによって、意識と知覚や記憶等が分断されてしまう「解離障害」
身体的には何も異常がないのに、
痛かったり、しびれたり、やけに疲れたり、運動機能が失われたりという転換障害や
何だかぼーっとして現実感がなくなって、もう1人の自分を見ているようになる離人症
特定の動きがおかしくなるジストニアなど

それなりの治療法はあるけれど、
なかなか上手くいかないケースも多い

「ストレスを上手に消化」するために
「問題を明確にして、どう向き合うか」を
共に考えていく事の重要性を感じています

感情に振り回されるのではなく
合理的に考えられるようになること
そのために、「書き出す」「他者に話して脳を整理」していく
大前提として否定されないこと

その辺りをおさえて治療に臨んでいきましょう。

 

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