漢方薬というもの
体全体を診て処方します。
現代医学の病名は関係なく、
同じ病名でも違う処方が
また、違う病名でも同じ処方が適用されます。

そんな中、
もともとの辛い症状を改善しようとした結果
顔や体のシミが激減した!という
「うれしい悲鳴」の症例が。。。。

こういうこと・・・・実は結構あるんです。
しみ抜きのお薬っていっぱいありますが
漢方が抜群!って思います。


   

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動物実験でも臨床の場でも
漢方薬によるがんの転移抑制が認められているのですが、
前述の研究グループの実験結果では
漢方薬の服用量を多くした方が効果が高いと判明したとの事。
つまりは、
肉体的負担(副作用)と経済的負担を充分に勘案して
最高用量使えたら効果が期待できるという事になります。

ここからは生身の体ですので、
経過を見ながら慎重にという事になると思います。

IL12・IFNγ・NK細胞活性・パーフォリン・VEGFといった
キーワードの判明している作用機序もあるのですが
ここでは難しいことは省略します。

言える事は、
がんが成長するのに必要な栄養補給路を攻撃して
転移を抑制する作用が十全大補湯にあるという事です。

それ以外の漢方処方にも
いろいろな角度からがん細胞を攻撃することが判明してきました


それをメインの治療にするのは勇気がいりますが
もし家族が自分が治療を必要とする立場になったら
間違いなくこれらの漢方も服用すると思います。

 

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昭和大学医学部教授 久光正先生によると

「臨床では十全大補湯による肝がんや大腸がんなどの
肺への転移抑制効果が複数報告されており、
基礎研究でも十全大補湯ががん転移を抑制することがわかってきました。
これまでの研究では結腸がんの肝転移に対する十全大補湯の
マクロファージ T細胞を介した効果 結腸がんの肝転移に対する
補中益気湯のNK細胞を介した効果が報告されています。」
との事。

あまり証を気にせず、
がんの再発予防や転移予防にトライする価値があるのでは
と期待します。

つづく

 

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がんは根絶できたら当然すばらしいことですが、
最終的な目標はそこだとしても、
まずは、消極的目標として
がんがあっても増えないで、
肉体を蝕むことなく
自覚症状もなく
がんと共存していくというのもありです。


具体的には、
・がんの手術をして肉眼的には転移は認められないケースの再発予防
・放射線療法や薬物療法のサポートとして副作用軽減や転移の予防
・現在健康だが、予防したいという方

こういう方に、漢方薬が有効ではないかと感じます。

元々、証によって処方されるべき漢方薬ではありますが
なかには、さほど神経質にならなくてもいいのではないかと
思われるような処方もあります。
そのひとつに、今回紹介する処方があると思っています。

つづく

 

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漢方のみならず病気を治すには
薬だけでは上手く効果を引き出せない事が多いものです。

そこには、
やはりしっかりとした養生が必要になりなります。

養生とは、
何も体を休めるだけの事ではありません。
心の養生も大事。
口の養生も大事。

ストレスが引き起こす病は多いのは周知の事実。
心が穏やかになるように、
昨今、小腸フローラによるアレルギーや免疫の話、
大腸フローラによる漢方薬活性の話など、
随分 科学的に解明されてきたところもあります。

古人の知恵、最新の知恵、そして癒しの時間空間
それらを駆使して治癒に導きたいと思います。


 

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