健康トピックス 「問題行動解決」

親やサポーターが勝手に動いて、
本人がカウンセリング相談に同行しない場合、
本人にはカウンセリング相談を受けている事を
知らせない方がよい事が多いものです。
というのも、本人にしてみれば、
影で何を言っているのか気になります。
そうすると、親やサポーターとの風通しが悪くなって
治療に支障をきたします。


もがき苦しんでいる本人が、
動こうとしているときは、
本人に任せるしかありません

心配になって、下手に止めたりすると
伸びる芽を摘むことになります。
失敗して経験して成長していくので
よほどの事情がない限り
否定せず泳がしてあげてください。

成功経験、失敗経験の中で
成長していき、思考能力の深さも出てきます。
そういう風に導いてあげる事が大切です。

続く、

         

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うつ・パニック障害・不安神経症・強迫性障害・過食症・拒食症・引きこもり・不登校・
社会適応障害・自律神経失調・・・・・心の悩みはいろいろあります。
悩み深く、本人も家族も疲れ果ててしまっているケースもあります。

病院にかかって「薬漬け」になってしまっているケースもあります。
病院の薬は必要な時もありますが、
自然治癒力で治っていくまで「痛みを止めておく」
いわば対症療法的な物だと私は考えています。
自然治癒力を引き出し高める事が治癒への最善かつ最短の道と考えます。

自然治癒力を高める事、それは、ストレスを解除すること。
自分に自信をつけてストレスを乗り越える力をつける事。
これに尽きます。
そのために、自分を知り、
自分の感覚を大事にし、
自分流の感じ方を肯定することで自尊心を養うこと。

例えば、不安や心配で押しつぶされそうな時、
先の事を考えず、今できる事をしようと考えなおすことができる事。
そういう風に持って行けたら楽になります。
そういう発想ができるように、日々トレーニングをするのが一番だと思っています。

そのために、トレーナーとして私たちがいます。
時に家族がトレーナーに、
自分が自分のトレーナーになって
「鍛え」ていきましょう。




             

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うつ・パニック・過食拒食・不登校・引きこもり・・・・
この人たちが、社会に出て生き生きと仕事ができたら
本人も家族も、そして国もハッピーになります。

これらの人に、
「家族療法」「対人関係療法」は一定の効果があると
私は思っています。

特に、引きこもりや不登校の人は、
まず自分が来院してくださることはありません。
まずは、ご家族にお越しいただき、話を伺い、
家族ができる事をすこしづつ実践していただき
家族の風通しを良くして本人の成長を促す、
そのためにご家族にアドバイスを差し上げています。

また、うつなどの場合も、同様にしながら、
できれば本人さんにもお越しいただき
針治療なども試みながら、アドバイスも差し上げています。

これから、回を重ねて、その「エッセンス」を伝えていきたいと思います。


           

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家族や近しい人が、
うつ・摂食障害・ひきこもり・登校拒否・出社拒否・・・・・になってしまって
「何とかしてあげないと」って思うのは自然な事ですが、
知らず知らずのうちにサポートする人が
疲れきってしまって、うつ状態になる事も少なくありません。

サポートする人が「何とかしなければ」と思うとしんどい。

「何とかする」のは本人であって
周囲の人は、
本人が何とかしようと動き出すのを「待つ」だけ。
本人にエネルギーがない時は
動きたくても動けないので放っておくしかない。

ただ、エネルギーがたまるのをサポートするため、
動き出すのをサポートするため、
頭がさえてくるのをサポートするため、
機を見て「声かけ」をしていく。
反応が悪ければ引っ込めて出なおし。
会話になるようなら、たわいもない会話からスタートしていく。
サポートする人の「良かれと思う言動」は
却って本人を苦しめる。
エネルギーがたまるのを「待つ」
さりげない「声かけ」

これが回り道のようで近道。

       

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特に精神科で多い話だが、

調子が悪くなると薬が増える。
薬が増えるから副作用が出てくる。
で、また調子が悪くなる。
それでまた薬が増える・・・。
というような事になり
結局、薬を浴びるほど飲んで、
何が効いて
何が副作用か
何が病気なのか
さっぱりわからなくなって・・・・。

そんな話を耳にしたり目の当たりにする。
これではいけない!

そんな医療に危機感を持った医師が
減薬外来」を始めたとか・・。

全く賛同します。
お薬手帳の普及で
相談に乗るうち、
お薬の副作用を疑うケースのナント多い事か。

治療を進めながら
主治医に「こう伝えましょう」
とアドバイスすることも多い。

病院の治療と鍼灸治療と漢方薬
併用していく中で、
合成薬品はできるだけ必要最小限にしたい。
それが
患者さんのためだと信じます。
さらに、国の医療費削減という副産物も付いてくる。

減薬相談」します。
「入れ知恵」して主治医に相談できるように・・。

足し算でなく、引き算に医療を実践したいモンです。

     

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