
秋は、陽の気と陰の気が入れ替わる時期で、だんだん寒くなって、日照時間が短くなります。
夏の暑い時期は、皮膚の毛穴が開き、発汗や皮膚呼吸により老廃物や水分の代謝が活発になっています。
咳や鼻炎など呼吸器系に病気を持っている人でも比較的過ごしやすい季節でした。
秋に入り、朝晩がめっきり涼しくなってくると、そうはいきません。皮毛が閉じたとたんにノドや鼻に負担がかかってきます。
乾燥した空気はノドや鼻の粘膜などに炎症をひき起こします。
「秋に多いからだのトラブル」
① ノドの乾燥・・・・・・・・・乾いた咳、しわがれ声
② ノドや鼻の炎症・・・・・鼻水、せき、のどの痛み、痰がからまる
③ 腸の炎症・・・・・・・・・痔
④ 腸の乾燥・・・・・・・・・便秘
⑤ 皮膚のトラブル・・・・・皮膚が乾燥してカサカサ又はザラザラする、皮膚のかゆみ


≪ 養 生 法 ≫
оかわきを潤す物を食べる
ゴマ、もち米、うるち米、蜂蜜、乳製品など
唾液の分泌を促し、からだを潤してくれます。
果物は水分が豊富で潤す働きがあるのですが、
それ以上に冷やす作用が強いので食べ過ぎないことです。
о旬を多く食べる
旬のものは、体の健康維持にかかせないミネラルが豊富です。
◎ 咳に良い食べ物:ナツメ、ギンナン、梨、大根、レンコン、百合の根など
◎ 肌に良い食材:黒豆、ダイズ、ニンジン