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お店で漢方相談 メールで漢方相談 電話でのお問合せ 0838-25-1895漢方相談 長全堂薬局(山口県萩市)
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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

季節は”春”、花粉症真っ盛りです。
田舎の漢方薬局にも必ず花粉症を訴えて来店される方が日に一人は必ずいらっしゃます。

春は五行説によると「肝」の季節です。
春になると肝の気は亢進してきます。すると相克関係にある「土」を抑制するようになります。
「脾」は「土」の支配にあるので、肝気の亢進は結果的に脾の働きを抑制することになります。
脾の働きの中には「運化作用」があり、この運化作用が阻害されることで体内には中医学で言う”痰”が貯留し易くなります。

また肝の気が亢進することで気の上衝が起こり、人によっては鼻粘膜や眼が充血しいつも炎症を起こしていると同じ状態になります。
そんな状態になっている鼻腔内や眼の粘膜にスギ花粉や黄砂といった微小物質が付着すると途端に強く炎症反応が起きます。
すると体内で余分に貯留している”痰”はこの炎症がきっかけになって体外へ排出されるようになります。
これが花粉症の一症状、たくさん出るクシャミと大量の鼻水の東洋医学的機序です。

であればその対策は
①肝気の亢進を抑制
②気の上衝を抑制
③脾の運化作用の回復
④痰の解消、排出
であり、これらの対策のうちどこをメインにして漢方薬を選び、養生を指導することになります。

一方眼の痒みや咽の違和感のある花粉症には上記の理論は適用できません。
他の理論を運用する必要があります。それは次の機会にゆずるとします。