4月8日は花祭りお釈迦様の誕生日です。正しくは灌仏会(かんぶつえ)と言います。お祭りでは花御堂に安置されたお釈迦様の像に甘茶をかけてお祝いします。この甘茶は長全堂でも扱っているのです。甘茶はアジサイの中間で、日本に自生するアジサイの変種とも言われています。夏の暑い時期に生の葉を摘み取り重ねて一晩放置すると発酵し、それを手で揉んで作ります。
長全堂には日本産と中国産の取り扱いがありますが、両者には見た目・味にも大きな違いがあります。原植物が違うのか作り方に差異があるのか詳細は不明ですが大きな違いがあります。比べると断然日本産の方が味が良い。
日本産の甘茶は甘さが上品で後味がスッキリしていますが、中国産の甘茶は同じように甘いのですが、同時にエグ味と苦味を感じます。ぎくしゃくしている日中関係は無関係ですが、圧倒的に日本産の甘茶の方が美味しいのです。
ただ残念ながら日本産のほうが高価!中国産の甘茶は日本産の2/3なのです。この部分には負けます。