冬の寒さは、血圧や心臓に負担をかけますが、特に腎機能(腎臓や膀胱)に影響を与え、夜間尿が多くなり浮腫やすくなります。
その予防には、腰回りを冷やさないよう心がける事や、ハトムギやどくだみ、ナンバ毛(トウモロコシの毛)等の浮腫に効く薬草茶を飲むと効果があります。また、漢方的に腎は黒色と関係が深く、補腎の働きのある黒豆を毎日食べると良いでしょう。様々な症状がある場合が多く漢方薬の使用は、ご自分で判断せず、来店して相談する事をお勧めします。
○症例を一つ挙げてみました
75才の女性で、慢性の腰痛があり、寒くなると膝から下が浮腫、足が重く感じる。たまに外出すると心臓に負担がかかるせいか息切れがするとの事。年齢も考慮し、心臓と腎臓の機能を補う漢方薬に、体の余分の水分を排泄する漢方粉末を調合した。心臓に力をつける午黄製剤を併用し、三カ月服用した。足の浮腫少なくなり、外出時の息切れが少しずつ軽減している。現在も本人の希望で常備薬として毎日服用している。
冬は腎機能に注意!
漢方薬局 さくら薬草店 (埼玉県川越市)
更新日: 2008/12/02 |