こんにちは。
今回も、妊娠の前後に不足しがちな栄養素を補っていくことで妊娠に向けた健康な身体を作ることを趣旨に
話したいと思います。
●亜鉛
亜鉛は全身の細胞に存在し、免疫システムが侵入してきた細菌やウイルスを防御するのに役立ちます。
タンパク質およびDNA、つまりすべての細胞の中にある遺伝物質を合成するためにも、亜鉛は体に必要です。
妊娠中、乳児期および小児期の体は、十分に成長・発達するために亜鉛を必要とします。
亜鉛は創傷治癒にも有用で、適正な味覚や臭覚にも重要です。
また生殖機能を維持します。
亜鉛は男性の前立腺で性ホルモンの合成に関わっていますので、精子の活動が活発になります。
女性の場合も、卵胞刺激ホルモン(エストロゲン)、黄体形成ホルモン(プロゲステロン)の分泌が促されますので生理不順などに関与します。
亜鉛は牡蠣、肉類、魚介類に多く含まれます。
〇推奨量 8mg
●鉄
鉄は赤血球を作り出す材料です。その赤血球は、体全体に酸素や栄養を運ぶ大事な役割があり、鉄が不足すると、赤血球が減り充分な酸素や栄養が行き渡らず、卵巣や子宮の働きが鈍くなってしまう可能性があります。
鉄はレバーや豆類に多く含まれています。
〇推奨量 10.5mg(月経あり) 6.5mg(月経なし)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
以上です。
不足のないように気を付けたいですね。
ご参照ください。
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更新日: 2022/03/11 |