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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

[ カテゴリー » Topics ]

こんにちは。

今回も、妊娠の前後に不足しがちな栄養素を補っていくことで妊娠に向けた健康な身体を作ることを趣旨に
話したいと思います。


亜鉛
亜鉛は全身の細胞に存在し、免疫システムが侵入してきた細菌やウイルスを防御するのに役立ちます。
タンパク質およびDNA、つまりすべての細胞の中にある遺伝物質を合成するためにも、亜鉛は体に必要です。

妊娠中、乳児期および小児期の体は、十分に成長・発達するために亜鉛を必要とします。
亜鉛は創傷治癒にも有用で、適正な味覚や臭覚にも重要です。
また生殖機能を維持します。

亜鉛は男性の前立腺で性ホルモンの合成に関わっていますので、精子の活動が活発になります。
女性の場合も、卵胞刺激ホルモン(エストロゲン)、黄体形成ホルモン(プロゲステロン)の分泌が促されますので生理不順などに関与します。

亜鉛は牡蠣、肉類、魚介類に多く含まれます。

〇推奨量 8mg 



は赤血球を作り出す材料です。その赤血球は、体全体に酸素や栄養を運ぶ大事な役割があり、鉄が不足すると、赤血球が減り充分な酸素や栄養が行き渡らず、卵巣や子宮の働きが鈍くなってしまう可能性があります。

鉄はレバーや豆類に多く含まれています。

〇推奨量 10.5mg(月経あり) 6.5mg(月経なし)

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

以上です。
不足のないように気を付けたいですね。
ご参照ください。

こんにちは。

今回も、妊娠の前後に不足しがちな栄養素を補っていくことで妊娠に向けた健康な身体を作ることを趣旨に
話したいと思います。

ビタミンB(葉酸)と、タンパク質について取り上げていこうと思います。

ビタミンBは糖質、脂質、タンパク質からのエネルギー代謝過程に欠かせない補酵素として作用します。
とくにビタミンBの一種である葉酸は細胞が生まれ変わる際に必要なDNAの合成に作用します。
妊娠時(受精卵)ではDNAの合成が着床初期から活発におこなわれますので、着床前から葉酸が必要です。

これらは、鶏レバーやほうれん草などに多く含まれます。

〇推奨量 葉酸:240μg+400μg ビタミンB1:1.1mg ビタミンB2:1.2mg ビタミンB6:1.1mg ビタミンB12:2.4μg


タンパク質

タンパク質は身体の土台となる栄養素で、皮膚、筋肉、血管、内臓の他、ホルモンや酵素、免疫物質もタンパク質から作られます。また、様々な栄養素の運搬も行っています。
妊娠しやすい体質を作るための基礎の部分を担っていますので積極的に摂取していただきたい栄養素です。

これらは、肉類や豆類に多く含まれています。

〇摂取目安量 50g

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」

以上です。
ご参照ください。

こんにちは。


3月も引き続き、ワンコイン妊活個別相談会を実施致します。

今年4月より不妊治療の保険適用が開始の予定ですが、今から体質を整えて不妊治療がうまくいくように準備しませんか?

3/6・9・13・16に開催していますので、

人工授精がうまくいかない
なかなか妊娠できずに行き詰っている
受精はするがなかなか分割しない
等々、


お悩みの方は、この機会にご相談なさってみてはいかがでしょうか。

ご連絡またはご来店をお待ちしております。


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こんにちは。

今回は、妊娠の前後に不足しがちな栄養素を補っていくことで妊娠に向けた健康な身体を作ることを趣旨に
何回かに分けて話したいと思います。

まず、取りあげる栄養素は、
オメガ3脂肪酸 (αリノレン酸、DHA、EPA)と、ビタミンDについてです。

オメガ3脂肪酸 (αリノレン酸、DHA、EPA)は体内で合成できず外から摂取することが必要な必須脂肪酸のうちの一つです。
不足すると皮膚炎などを発症します。
生活習慣病予防、血流改善、精子運動率と質の向上に関与するといわれています。
海外において、ART(生殖補助医療:体外受精など)を受けている女性の血清オメガ3脂肪酸と治療結果を検証した研究では、血清中のオメガ3脂肪酸濃度が高いほど、妊娠および出産の可能性が高くなったという報告もあります。

これらは、イワシやサバなどの青魚や、くるみ、アマニ、エゴマなどに多く含まれています。

〇1日の摂取目安量 1.6gと規定されています。



ビタミンDはあらゆる臓器にも関与しますが、卵巣・子宮内膜・卵管上皮・胎盤等、女性の生殖機能に関わる多くの臓器でも認められます。
生殖ホルモン分泌にも関与しており、卵胞ホルモンや黄体ホルモンといった、卵巣機能の中心をなし、妊娠にも重要な役割を果たしています。
卵巣では、卵胞を構成する主細胞の一つである顆粒膜細胞で、排卵に向かっての増殖や分化を促すと考えられています。
不妊治療領域では、ビタミンDが子宮内膜の環境を整える着床に必要な栄養素として、大変注目されています。
ビタミンDの不足が解消されると体外受精の成績が有意に改善することが報告されております。


〇ビタミンDは魚類 やきのこ類に多く含まれています。

〇1日の摂取目安量 8.5μg
ビタミンDの至適濃度(20~50 ng/mL)を維持するための1日推奨摂取量は600~800 IU(15~20 μg)ですが、妊娠中および授乳中は1500~2000 IU(37.5~50 μg)必要とされています。

厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」


以上です。
参考になさってください。

こんにちは。

不妊治療で来店される患者様の中には、採卵の際、未成熟卵で困っている方が散見されます。
そこで今回は、未成熟卵の問題について考えていこうと思います。

ここで、まず未成熟卵とは、受精の準備ができていない卵のことです。
体外受精に取れる卵子は、成熟段階に応じて①MⅡ期②MⅠ期③GV期に分かれますが、
①は成熟卵をさし、②③は顕微授精できない状態の卵をさします。
MⅠ期の卵は、当日培養器でMⅡ期に達することがあります。
また、GV期の卵は翌日にMⅡ期に達することがあります。
MⅡ期に達する確率は30~50%の確率です。

一般的に卵胞径が16mm以上の場合MⅡ期の卵の割合が高くなります。
卵胞径が10mm以下の場合は卵子がとれないことが多く、未成熟卵の確率が高くなります。


体外受精や顕微授精は、成熟卵に行います。
しかし、まれに未成熟卵しか得られないことがあり、それを体外受精や顕微授精に行っても受精しないことが殆どです。
そこで、IVM(体外受精培養)という技術を使って未成熟卵→成熟卵に培養している病院も一部存在します。

IVMは、ホルモン剤などを転化した培養液で1~2日培養し、体外で成熟させる方法です。
排卵誘発剤を使用しても体内で成熟しない場合
採卵しても未成熟卵が多い場合
排卵誘発剤における卵巣過剰刺激症候群をさけるため、未成熟な段階で採取しなければならない場合
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方
などに有効です。

ただ、採卵率が50%(通常の体外受精の際:70~80%)と低い確率であること。➡卵胞径が7mm程度の際に採卵をするのでとてもはがれにくく技術的に困難のため
その後の受精率や妊娠率は通常の体外受精よりも低く、具体的には妊娠率が15~20%(通常の体外受精の妊娠率は20~25%)と言われています。
IVMを行う場合、卵子を包む顆粒膜細胞を破る必要があり、必ず顕微授精が必要です。

以上のことより
体内で卵子の成長に問題のある方にとってIVMは有効であり、
採卵の結果、未成熟卵であった方でも顕微授精にてご妊娠の可能性もあると考えます。

参考になさってください。