板藍根(バンランコン)は、以前から抗ウイルス作用がある生薬として、よく知られていて、漢方の抗生物質とも言われています。
中国では、インフルエンザや扁桃腺炎、耳下腺炎(おたふくかぜ)、帯状疱疹、肝炎などのウイルスが原因となる疾患の治療に欠かせない生薬として重宝されています。A型肝炎が大流行した時やSARS騒動の時には予防と治療に大活躍しました。

中国の小学校では登校する生徒の咽に板藍根の煎じ液をスプレーするなど広く用いられています。また、扁桃腺炎を繰り返す方にも良い効果を上げているようです。

これからの時期、例年ですと、寒さが厳しくなり、湿度が下がり乾燥しやすくなると、風邪やインフルエンザが流行します。予防や治療の補助に板藍根をぜひお使いください。
(板藍根は、日本では医薬品ではなく健康食品になります。)

バンランコンの効能:解熱、抗炎症、抗菌、抗ウイルスの働きがあるといわれています。

«こんな方におススメです»
●  風邪をひきやすい、インフルエンザの流行時の予防に!
風邪かなと思ったときや、受験シーズンの予防に
●  よく扁桃腺が腫れて高熱を出す
急性の、慢性の繰り返す扁桃腺炎に
●  喉に違和感がある
喉からくる風邪や、急性咽頭炎などで喉の痛みや腫れがひどいときに!
●  口内炎ができやすい
口内炎や口のまわりの水疱(ヘルペス)ができやすい方や、なかなか治らないときに!

◆バンランコンエキス 4日分 800円
◆板藍根、生薬500g 5180円

すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。

◇店舗へのご来店が難しい方は、お電話での漢方相談を受け付けています。また、ラインアプリを利用したオンライン漢方相談も行っております。
外出が不安な方、遠方の方は、お電話でお悩みの症状、体質、生活習慣等をお伺いし、体に合った漢方薬をお選びし、お送りしています。お気軽にご相談ください。

電話相談:044-430-3588  、オンライン漢方相談ご希望の方は、ご相談フォーム より「オンライン相談希望」とお書き添えの上、メールをお送りください。

◆PMS(月経前症候群)
◆PMDD(月経前不快気症候群)

PMSとは、生理3~10日前から始まる心身の不調です。眠気や頭痛・腰痛や吐き気などが起こります。PMDDは、PMSの中でも一段と心に影響があるものを示します。
月経前の期間に、気分の落ち込み、イライラして怒りっぽい状態、不安、下腹部痛、むくみなど精神・身体の両面で、不快な症状があらわる症状は、従来はPMSと診断されていました。しかし、一部の方に精神症状が月経の前ごとにあらわれ、「一番近い人に当たってしまう」、「突然涙がでてきてコントロールできない」、「ほっといてほしいのに、ほっておかれると寂しくてイライラする」などの精神症状が月経前に現れ、日常生活に大きな支障を来たすような症状がみられます。

これらの精神症状が強い方は月経前不快気分障害:PMDD(premenstrual dysphoric disorder)と診断されています。しかし、我が国においては、あまり知られていないというのが現状です。PMDDの患者さんにはほとんど病気という自覚がありません。しかも、月経周期が28日、月経前の重い症状が出てくる期間を7日として計算すると1ヶ月のうち4分の1はPMDDの症状に苦しめられていることになります。20代の頃からはじまる人が多いようですが、閉経(50才)まで、PMDDの症状続く方もいます。月経のある女性の20人に一人がPMDDにかかっている比較的ポピュラーな病気であるにもかかわらず、周囲からはわがままや怠けと思われがちで、治療の対象になっていないのが現状です。


~≪PMS、PMDDの漢方療法》~
PMS、PMDDなどの婦人科の病態は、漢方治療が得意とする分野といえます。漢方の観点からは、唹血(オケツ)と考えられます。唹血(オケツ)とは血のめぐりが悪い状態です。PMS、PMDDの原因ははっきりとはわかっていませんが、ホルモンの影響が考えられます。排卵後に、プロゲステロンやエストロゲンという女性ホルモンが急激に増えた後に減ります。この変動のために自律神経のバランスが崩れ、PMS、PMDDがおこると考えられます。

 このような症状には、漢方では、[血の道症]に使う漢方薬をよく使います。
《血の道症とは、女性の生理に関係するすべての身体、精神的な不調をいいます。》
血の道症を改善するには、血の汚れをとり、血の流れ、気のめぐりを改善し、漢方的に女性ホルモンのバランスを整える漢方薬を使われます。

【代表的な漢方薬】
・気帯症---イライラして怒りやすく情緒が不安定であり、不安感やうつ傾向な方には、柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
・お血証---顔色がどす黒くつやがなく、口唇や舌が暗紫色であり皮膚が、カサカサする方には、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
・気帯症お血証---気帯症と、お血証の症状がともに認められる場合は、加味逍遙散(カミショウヨウサン)や、抑肝散加陳皮半夏(ヨッカンサンカチンピハンゲ)

すこやか堂では、一人一人のお悩みの症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。 
 

 ◆PMS、PMDDの食養生

・多めにとったほうがよい物---緑黄色野菜、豆類、海草類、ナッツ類、キノコ類、青背魚(イワシ、アジ、サバ、カツオ等)

・控えたほうがよい物---ケーキ、チョコレート、砂糖を多く含む物、スナック類、コーヒー、お酒


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乳腺炎は、乳汁を分泌する乳腺で炎症を起こす病気です。乳腺炎には、乳腺の中に乳汁が溜まって(うっ滞して)起こる「うったい性腺炎」と、乳腺や乳管に細菌が感染して起こる「化膿性乳腺炎」があります。

牛蒡子(ゴボウシ)はキク科のゴボウの種を乾燥したものです。

民間療法では、乳腺炎にも(乳管を広げ、詰まりを取る)良いとされていて、 産後の乳汁分泌の悪い場合にもよく用いられます。
漢方的には疏散風熱、祛痰、止咳、解毒の効能があり、咽頭腫痛や熱を持った化膿性の腫れ物、咳嗽(せき)などに用いられます。

牛蒡子が入った漢方薬は、柴胡清肝湯、消風散、駆風解毒湯などがあります。皮膚病や、扁桃腺炎、中耳炎等に良く使われます。
その他、乳腺炎によく使われる漢方薬としては、化膿性乳腺炎の初期には葛根湯を、初期から少し慢性化しかかった時期は十味敗毒湯を、慢性期には排膿散及湯がよく用いられます。

漢方薬は、体質に合わせて調合する必要がありますので、詳しくは、御相談下さい。
 
 牛蒡子の煎じ方は、1日量(10~30g)を水約600mlでとろ火で煎じ30分位で約300mlに煮つめ、滓をこして取り去り食前又は食間に2~3回に分けて服用します。
牛蒡子 100g→980円 500g→3260円

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不安神経症は、日常生活での漠然とした不安感が、絶えず続きます。

不安神経症という病気は、病名ではなく不安障害全般のことを意味します。パニック障害や社交不安障害(社会不安障害)などの特徴的な症状があると、その診断名がつけられます。これらの特徴的な症状がなく漠然とした不安感が強い場合に不安神経症と診断されることが多いようです。

日常生活の様々なことへ不安が広がり、生活への支障がでてきます。不安や心配が心を占めてしまって集中できなくなります。日常生活のありとあらゆるものが不安の対象となります。それらはとくに根拠のない不安や心配であったりするようです。仕事や家事が手につかなくなってしまい、心配ごとで眠れなくなったり、不安をコントロールすることができなくなっていきます。

特に、ここ数か月は、新型コロナウイルス感染症の影響で、強い不安感や抑うつ症状が続き、不安症状が強くなり相談される方が多くなっています。

症状は、精神的なものとしては、些細なことが気になる、いつも緊張している、リラックスできない、疲れやすい、集中力がない、寝付きが悪い、人に会うのがわずらわしい、イライラして怒りっぽくなる等です。身体症状は、動悸、頭痛や頭が重く感じる、頭重感、めまい、ふらつき等です。他にも筋肉が緊張していたり、しびれを感じることもあります。便秘や下痢、頻尿などもおこります。不安を感じることがらは、1つではなく複数で、仕事や家庭、健康についてが多いようです。また、パニック障害やうつ病などを同時に発症することもあります。

原因ははっきりとは分かっていませんが、過剰なストレス、自律神経障害、遺伝的なもの等が要因で、脳内のセロトニンのバランスが悪くなるためと考えられています。ストレスが過剰にあるときは、症状が悪化しやすいため、ストレスのコントロールも大切です。

 ~漢方療法~
不安神経症に対して、漢方では、滞った気を巡らせ、不足している気血を補うことで、乱れた自律神経のバランスを調整していきます。体の内側から無理なく徐々に改善していきます。

《良く使われる漢方薬》
 ◆柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
体力中等度以下で、冷え症、貧血気味、神経過敏で、動悸、息切れ、ときにねあせ、頭部の発汗、口の乾きがある

 ◆柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う次の諸症:高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘

 ◆半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
体力中等度で、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症:不安神経症、神経性胃炎、せき

 ◆甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)体力中等度以下で、神経が過敏で、驚きやすく、ときにあくびが出るものの次の諸症:不眠症、小児の夜泣き、ひきつけ

すこやか堂では、一人一人の症状や体質が多彩なため時間を掛けてお話を伺いその方に一番良い漢方薬をお選びおつくり致しております。

外出が不安な方、遠方の方、お電話でお悩みの症状、体質、生活習慣等をお伺いし、体に合った漢方薬をお選びし、お送りしています。お気軽にご連絡ください。


《自律神経を調整する訓練法》
●自律訓練法
 ドイツの精神科医シュルツが考案した方法で、自律神経を整える訓練をしていくものです。そして、心身のリフレッシュ効果もあります。

  姿勢  
 仰向けに横たわる(このほうが効果が早く現れます)か、楽な姿勢で いすに腰掛ける。

  手順 
(1)目をつむり、深呼吸を2~3回行なって、肩と首の力を抜きます。

(2)さわるのではなく 頭の中で、ゆっくり感じてください。右手 親指 人差し指中指 薬指 小指と ゆっくりひとつずつ、どこにあるか感じてください。そして左手 右足 左足も同様に、親指から小指までひとつ ずつ、順番に感じてください。

(3)(腕が重たい)と心の中で暗示してください。右手の腕が重たい左手の腕が重たい右足が重たい 左足が重たい と ゆっくり感じてください。

(4)(手足が温かい)と心の中で暗示してください。右手が温かい 左手が温かい 右足が温かい 左足が温かい と  ゆっくり感じてください。

(5)(気持ちが落ち着いている) (心臓が静かに打ってる) (呼吸が楽にできる)(お腹が温かい)(額が涼しい)と ひとつずつ心の中で暗示しながら、ゆっくり感じて ください。

(6)ここで自分が心地よいと感じるイメージ(草原や砂浜で気持ちよく寝そべっている)(空を鳥になって飛んでいる)を想い浮かべてください。

(7)このまま眠ってしまってもかまいません。そうでないときは深呼吸をして、 伸びをします。手を握ったり開いたり、うでを曲げ伸ばししながら、徐々に 身体を動かします。

暗示をしても、その通りの状態を感じられなくてもかまいません。トレーニングを 繰り返すうちに、だんだん上手に感じられるようになってきます。途中で、不快感を感じたら(7)番の深呼吸をして中止します。その後、時間をおいて再開します。

《食養生》
『脳内伝達物質セロトニンの分泌を増やすといわれている食物』
 豆類(納豆、豆腐、味噌など)、卵、バナナ、アボガド、ケールなど


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男性更年期障害(LOH症候群:加齢男性性腺機能低下症候群)は、加齢に伴い男性ホルモンの減少など関連して、うつ傾向、やる気がでない、不眠、倦怠感、のぼせ、動悸、集中力が続かない、精力減退、ED、など症状は多岐にわたります。

更年期障害は、女性特有の病気ではなく、30歳代後半~50歳代の働き盛りの男性にもある病気です。男性は女性と異なり、男性ホルモンが徐々に減少していくので、その影響も比較的ゆるやかに、症状が発現してくる場合が多いようです。体の不調だけでなく、不眠や全身倦怠感、うつ症状など、心の不調を訴える人も少なくありません。 男性の更年期障害は、40歳以降のどの年代でも起こってくることと、終わりがはっきりしていません。いつまでも続く場合があります。また、症状では男性の場合性欲の減退が顕著に現れます。

現代において、男性更年期障害(LOH症候群)患者は600万人とも言われています。

男性ホルモン(テストステロン)の低下が「抑うつ感」を生み出し、EDを導くといわれています。男性更年期の中での主な症状として、精神的な症状としての「抑うつ感」と身体的な症状としての「ED」といった関係になります。心血管疾患(心筋梗塞、狭心症)を患った男性のほとんどが、2~3年前からEDだったとの報告があります。男性ホルモン(テストステロン)はEDや動脈硬化と明らかに関係が深く、心臓ばかりでなく、脳卒中予防の面からも治療することが勧められます。

 ☆ 適度な運動を定期的に行い、特に筋肉とレーニングを行い、筋肉量低下を防ぎ増大に努めましょう。

≪漢方療法≫

◎補中益気湯・・・体力の低下した人で、倦怠感、食欲不振、動悸などの症状がみられ、多汗症、勃起障害、夏やせ、寝汗などに用いられます。

◎八味地黄丸・・・疲れやすい、手足の冷え、腰痛、ほてり、尿量減少、むくみ、頻尿、かすみ目、口の渇き、前立腺肥大、排尿困難、勃起障害などの症状に用いられます。

◎柴胡加竜骨牡蠣湯・・・比較的体力のある人の動悸、不眠、動脈硬化、不安、高血圧症、神経症、勃起障害、更年期障害、に用いられます。

◎紅参末・・・・胃腸虚弱で、元気のない方に用います。強壮・強精作用のある薬用ニンジンの粉薬です。神経を活発にして、胃腸など体の機能を高めます。食欲不振や胃もたれに用います。エネルギーの補充を必要とする虚弱なかた向けの漢方薬に広く配合されています。

上記はあくまでも目安です。漢方薬は症状と体質に合わせて使いわけます。必ず漢方専門の薬剤師にご相談の上お飲みください。

◇店舗へのご来店が難しい状況ですので、お電話での漢方相談を受け付けています。また、ラインアプリを利用したオンライン漢方相談も行っております。
外出が不安な方、遠方の方、お電話でお悩みの症状、体質、生活習慣等をお伺いし、体に合った漢方薬をお選びし、お送りしています。お気軽にご連絡ください。

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