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健康トピックス 「アトピー性皮膚炎」



小学生のころからのアトピーで、今までステロイド薬を利用して治療を続けてきた。

表皮が薄くなってきたので、不安になりステロイドによる治療をやめている。

以前にジュクジュクしたアトピーの皮膚状態に漢方薬の消風散(しょうふうさん)

加減を使ってよくなったことがある。

この3ヶ月前から、毛孔部の乾燥と痒みに悩み、来局される。

皮膚乾燥・掻把痕もあるので、冬季乾燥型の血虚証(けっきょしょう)とみて、

当帰飲子(とうきいんし)の皮膚再生と保護作用のある黄耆(おうぎ)を増やして

煎薬にて服用すると、2週間で潤いがでてきて、1ヶ月で毛孔部の炎症が治まり

落屑もなく、ほぼ瘢痕を残すのみになった。

   



10年以上前から自家感作性皮膚炎といわれ、皮膚科にてステロイド剤にて治めていた。

今回、去年春にダニ?にかまれて皮膚炎がでてきた。当然皮膚科にてステロイド剤

をもらい、治療する。一時改善したかに見えたが、すぐ再発してそれからステロイド

のお薬が強くなり、最高ランクまでになり怖くなりやめていた。

 患部は両腕を中心に足にも発疹がでている。毛孔部が強く膨れていて、掻破した

 痕が多数ある。

これに、毛孔部の膨疹に良く効く桂麻各半湯(けいまかくはん)をエキス剤にし、併用

薬として

   



1年前から、顔面をはじめとして、体幹・腕に紅斑ができてきた。皮膚科受診にて、ステ

ロイド薬による治療を開始する。当然一時てきには皮膚面の改善をみる。しかし、止め

て数日後には患部の炎症・紅斑をぶり返えしてきた。知人に当薬局のことを教えてもら

うが、しばらく、同じ皮膚科で治療を続けてきた。やはり上記のように、ステロイドを

使うと一時改善、塗ると治まるを繰り返すうちに、患部が盛り上がり、一部の皮膚は

伸縮性を失い、亀裂がでて痛むようになった。


当薬局の事を思い出し、知人に伴われて来局する。

患部は上半身全部で、数センチから5センチ大の皮膚が炎症・紅斑をおこしている。

初め、消風散や十味敗毒湯などの定番の漢方皮膚薬を使うも、全く効果がでない。

患部表面のざらつきから、皮膚炎(角質・表皮)とみて、清熱薬の皮炎湯に黄連解毒湯

を加えて、煎じ薬で試すと、2週間で皮膚面の紅斑は薄くなってきた。

途中から、漢方薬を荊芥連翹湯と補中益気湯に変えて連続して服用し、3ヶ月ほどで

ほぼ正常になった。

   



2年前に1年弱、外用・内服の漢方薬で、ほぼ正常に復した男性。
今回、9月下旬になり、気温の急激な低下とともに、乾燥してきた空気の影響か

両手甲部と手首の皮膚が乾燥してきた。あわてて量販店でワセリンを買って、
手当をしたが、どんどん悪化して、これではと思い、来局されてきた。

見せていただくと、手甲の皮膚がガサガサに乾燥し、皮膚がぼろぼろ落ちる
落屑状態になってきている。痒みも強い。


 この方の場合、以前から秋の乾燥状態には当帰飲子の煎じ薬
 >が良く効いているので、すかさず同じ処方を飲んでいただいた。
 ところが以前はすぐ効いた
 

 この漢方薬が2週間では効果を感じられないと10月になって報告があった。皮膚症状
 と漢方薬はあっているはずだが、なにかが足りないので、皮膚状態の改善薬の

 オウギを当帰飲子に加えて処方すると、今度はすぐ効果がでてきた。その後2週間に
 なるが、皮脂もでてきて乾燥状態が脱出することができています。
 
 

   



以前から、両手甲に水疱性湿疹がでては、治るを繰り返してきた。ステロイド剤も使うが

その時だけ、急場しのぎにすぎず、皮膚が少しずつ薄くなり、少しの刺激で切れて裂け

るようになった。このままでは治らないと思い、漢方薬にも挑戦して、十味敗毒湯や、

荊芥連翹湯などの皮膚病系の漢方薬エキス剤を知り合いのドクターにだしてもらい、

のんでみたが、やはりはっきりした効果がでなかった。会社の友人に勧められ、来

局される。

患部は両手甲側に、水疱を伴う小さい皮疹がたくさんあり、一部は掻いて痂皮がで

きている。痒みも当然強い。それより、お話をする様子からかなりのストレスが常にか

かっているように見受けられた。


上記のように、定番の漢方エキス剤は飲んでいることあわせ、抗ストレス系の漢方薬

加味逍遥散(かみしょうようさん)に香附子末をくわえて調剤する。これに表熱を

とる漢方薬の越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を併用してもらう。

すると、わずか2週間ほどで、水疱性の湿疹が乾いて、痒みが半減してきた。続ける

事2ヶ月で、皮疹はほとんどなくなり、瘢痕をわずかに残すだけになった。

ストレスがきっかけになるアレルギー性皮膚病もあることを知りました。




   

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