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「手のひらを太陽に」はアンパンマンの作者である
故やなせたかしさんが作詞したものです。
いきなり「かなしいんだ」・・・・という悲しみを意味する言葉が出てきますよね。

この歌をつくったとき、心身ともに不調で、「自殺したいくらいだった」とそうです。
それは冬のことで、絶望的な気持ちに陥りつつ、
かじかむ手を電気スタンドで温めながら仕事をしていたところ、
自分の手の指と指のあいだに真っ赤な血が流れるのが、
ふと電球の光で透けて見えたそうです。

「ぼくは自分の才能にも、また運命にも、その頃起きたいろんなトラブルのことにも、
自分自身についても全く嫌気がさしていたが、それなのになんとぼくの血は真っ赤で
元気そうに動いているのだろう。こんなに血が赤いのに、ぼくはまだ死んではいけない」
「生きているから“こそ”、悲しめるんだ。
すると、人間が悲しめることも、実は本当は素晴らしいことだったんだ」
と述懐されてます。
嬉しいことも悲しいことも「生きている」からこその
恩寵と受け止めていらっしゃるのが伝わってきますね。

ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ

平成16年9月、13歳で亡くなった猿渡瞳(福岡県大牟田市の田隈中学2年)さんの
「命をみつめて」という作文でした。小学6年の時に骨肉種が見つかり既に肺にも転移、
医師から『余命半年』を宣告され、母・直美さんは、身を切るような思いで11歳の瞳さんに告知されたそうです。
その時、瞳さんは大粒の涙を流しながら、『教えてくれてありがとう。でももっと早く言って欲しかった。その分早く(病気と)闘う事ができたもの』と悔しがり、『でも、大好きなお母さんがガンじゃなくて、私がガンで本当によかった。』と。『絶対に治る』ことを信じ、生きるため希望に向かって、1年9ヶ月ガンと正面から向き合ったそうです。
同じ病棟で15名の仲間が亡くなっていくという厳しい現実を見ながら
生き続けるということがどんなに困難で、偉大なことかを感じたそうです。
彼女が示した言葉はすごいと思います。
生きているだけでもすごいことだとおっしゃっています。
だから命を粗末にはしないでほしい。自分の命も他人の命も。

みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか。
実は、幸せが私たちの一番身近にある事を病気になったおかげで
知ることができました。
それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」という事なんです。
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みなさん、私達人間はいつどうなるかなんて誰にも分からないんです。
だからこそ、一日一日がとても大切なんです。
病気になったおかげで生きていく上で一番大切な事を知る事が出来ました。
今では心から病気に感謝しています。
私は自分の使命を果たす為、亡くなったみんなの分まで精一杯生きていきます。
みなさんも、今生きている事に感謝して悔いのない人生を送って下さい。

昨日の詩は作者不明でおそらくアメリカの南北戦争時の
兵士の詩ではないかと言われているそうです。
そんな状況とは露知らず今の自分たちへの呼びかけの詩ではないか。
そのひとつにリハビリテーション研究所での信条として掲げられたのでしょう。
足りないことだらけ、なぜ私だけがこんな体験をしなければと現状に不満を
抱くケースが多いですがじつはこの現状のなかで命が継続しているという尊さに
感謝することから始めてみるのも良いかも知れないと私自身に読み聞かせました。


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