健康トピックス 「福田漢方の思い・考え」

溺れる者はわらをもつかむ。
そんな気持ちでお見えになる方も多い。

ある方曰く、
「失礼な!自分はわらではない!」

確かにそういう見方もあるけれど、
切羽詰まった感情、
どこかで救われたい という感情は確か。

もしかしたら、
そのわら、意外と浮力がしっかりしていて
助かるかもしれないのです。

ただし、条件があります。
わらにすがって、
バタバタもがくと わらごと沈んでしまいかねません。

望みを託してすがったのなら
ジタバタせず、
身を委ねる事です。
できるだけ、
わらに負担をかけないよう
自ら浮こうとすることです。

治癒という目的に向かって
ともに歩む。
互いの信頼関係の中で
互いに知恵を絞って。。。
医療というもの決して一方通行でないのです。

一方通行に思える手術でも、
患者さんからの情報提供があって
より安全に行えます。

あくまでも共同作業という認識で
治癒に向かって頑張りましょう。

 

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世の中には様々な病気がありますが、
長期戦を強いられている方のご家族は
さぞや不安でいっぱいの事と思います。

うつ病や双極性障害といわれるような精神疾患
不登校や引きこもり過食症拒食症といった問題行動
あるいはガン闘病中の人・・・・・

そんな人を支える家族は
相当の辛抱や苦労がついて回って
ご家族自身も潰れてしまいそうになっている
そんなご家族もいらっしゃることでしょう。

そんなご家族には、「キーパーソン」としての役割は
致し方なく頑張るしかありません。

しかしながら、
公的な機関を頼ったり、
あるいは信頼のおける人に助言をもらったり
話を聞いてもらうだけでも少し楽になります。
決して一人で戦わないでください。

次に、
ご家族が自分自身を落ち着かせるためには、
病気そのものをよく知ることです。
医療行為は医師などの専門家の仕事ですが
病気を知ることで本人に対する対応が上手になり
精神的負担が減ります。

少し肩の力を抜いて、
なんとかしてあげたい!ではなく
本人の回復力を信じてぼちぼち頑張りましょう。

 

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合成された現代医薬品は怖いから飲みたくない。
漢方でなんとかしてほしい。
そんな方は意外と多いと感じます。
確かに、ケミカルな医薬品は、
相対的に副作用も多く、中には重篤なものもあります。
しかしながら、
「このケースは、どうしても合成薬品の力が必要。」
ということもあります。

そういうケースでは、
その必要性を私の立場で説明させて頂き、
状況によっては、
副作用軽減の目的で漢方薬を服用して頂いています。

例えば、漢方薬を服用することで、
合成薬品の分量や種類が減らせたり、
副作用の発現を抑えたり。。。。。


現代医学発展の恩恵を享受しながら、
古来の医学も頼りにする。
結果、「その方が望んでいた結果」を
手にしていただけたら。。。
そんな風に思います。

 

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いろいろな方と出会って、
最近特に思うこと。

それは、体調には波があるということ。
心の病気であれ、身体の病気であれ、
波がある。
良いとき、悪いとき・・・
大波は1ヶ月に1回くらい
小波は1週間に1回くらい。

よく耳にしたり見たりする、
スポーツ選手の「絶好調」「のってる」や「スランプ」
それもこの一種かと思います。

調子の良いときは、「過ぎない」ようにコントロール。
調子が落ちたときは、「徐行運転」または、「一旦停止」で立て直す。
心も体も休養しながら、また走る。
波を察知して、無理にあらがわないことだと思います。
「今はアカン時期」そう割り切ることが大切ですね。

 

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ピンチになると一気に落ち込んで、
なかなか浮上できないという人。
昨今、そんな方が多くなったように思います。

ひとつには、情報過多の時代に
翻弄されてしまって疲弊してしまって、
頭が回らず、
なかなか良い方に持って行けない人が多い様に思います。

ピンチになれば、この時代、
ネット情報を検索して、振り回されていませんか?
ネット情報は、あくまでも浅い情報開示であると同時に
文責も怪しいものが多い。
これを真に受けると方向を見誤ったり、心配ばかり増えてしまうことも。

ピンチになれば、
ネット情報を駆使して一人で解決しようとせず、
「生身の人間」に相談することをおすすめします。
相談できる人・話を聞いてもらえる人を見つけて
苦しい胸の内を打ち明けて見ましょう。
聞いてもらえれば、少し楽になります。

そして、
生身の誰かに相談して、話をすることで、
だんだん冷静に客観的に対応できるようになるものです。

 

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