• お問い合せ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護
  • 交通アクセス
  • 漢方薬 漢方薬局 薬店のことなら きぐすり.com
  • ホームへ
  • 店舗紹介
  • 相談方法
  • 健康トピックス

【質 問】
今年で61歳になる主人は、去年で定年退職し、何となく元気がなく、何か言うとすぐに怒るようになりました。何か良い薬はありますか?

【答 え】
年齢を重ねると男性ホルモンであるテストステロンの分泌が緩やかに低下し、60歳代になると若いときに比べて約半分になる。テストステロンの低下に加えて社会的要因や、心因的要因が加わると男性更年期障害が起こりやすくなる。
 具体的な症状は発汗、ほてり、動悸(き)、肩こりといった身体症状、性欲の低下、勃起障害など性機能関連する症状のほかに、集中力低下、無気力でやる気を失う、仕事の疲れを感じる、めまい、吐き気などがでてくる。不安を感じ、いら立つことが多くなったなど多種に渡っている。
 最近はテストステロンの低下を直接改善する生薬「羊乳参・ようにゅうじん」や、タイのメコン川流域で育つ熱帯植物の「ソフォン」などが知られている。これらは味は悪いが煎(せん)じるものでなく、飲みやすい顆粒状となって発売されている。羊乳参は通称「ツルニンジン」と呼ばれ、韓流ドラマで有名なチャングムが使用していたのは記憶に新しい。
 基本的には腎に活力を与える「海馬補腎丸・かいまほじんがん」や「鹿茸・ろくじょう」と併用するともっと良いでしょう。

 

【質 問】
夏の終わりころから手足の関節に痛みを感じて、様子を見ていました。しかし、1カ月しても痛みが引くどころか、朝に手全体がこわばり、ぞうきんを絞るときや包丁を使うときに関節が痛くて仕方ありません。病院へ行ってみると、リウマチではありませんが、様子を見ていきますといわれ痛み止めを出していただきました。鎮痛剤を飲むと痛みは少し楽にはなりますが、炎症反応は変わりません。私は53歳になる女性です。何かよい漢方薬を調合してください。

【答 え】
リウマチでもリウマチ様症状でも、お医者さんの薬と漢方薬を併用することで、患者さんの苦痛は楽になり、生活の質の向上つまりQOLは数段上がる。この人の場合は、まだリウマチではないので短期間に症状は改善することができるが、リウマチの場合は時間がかかる。
 この夏は異常な暑さを記録し、体力を消耗した人が少なくない。体力の消耗とは気の不足で、気が不足すると血が滞り、滞った場所で痛みが起きる。気と血が滞ると水の巡りも悪くなり、朝方のこわばりとなって現れる。身体全体の気と血を補う「十全大補湯・じゅうぜんだいほとう」と腎を温め水分代謝を促す「真武湯・しんぶとう」を併せて服用してもらった。痛みは2週間で半減し、3週間目で鎮痛剤の服用をやめても平気になったと報告があった。

 

【質 問】
19歳の女性です。中学2年生からニキビが出始めました。平成18年の夏よりバイトを始め、遊びとバイトで寝る時間がなく、乱れた生活でした。すると今までのニキビが9月ころから一気に悪化し、顔中が真っ赤になり、あちこちに膿を持つようになりました。よい漢方薬を調合してください。

【答 え】
この女性が来店されたのは、ニキビが悪化し始めて4カ月たった12月のことであった。バイトは、時間を少なくしたもののまだ続けていて、授業も10月から始まり、いつも寝不足状態であるとのこと。身長は高くやせているが、胃腸はそれほど悪くないようである。大学2年生ともなると、はじけたくなる年ごろである。1月には成人式なので、それまでにきれいにしてほしいという。      
 寝不足と忙しさで身体のエネルギー、つまり気が不足し血のめぐりが悪くなり、肌の調和を崩してしまったと考えた。身体全体の気と血を補う「十全大補湯・じゅうぜんだいほとう」を服用してもらうとともに、生活の改善を求めた。2週間たつと、赤みは同じようであるが、顔を洗ったとき、肌がなめらかになったとご満悦であった。
 年が明け、服用後1カ月で赤みが消えて普通の肌が出てきた。無事成人を迎え、今は就職活動で相変わらず忙しいが、赤みは全くなく、つるつるの肌で通学している。

 

【質 問】
雨の時季から水分をたくさん取るようになっても、小便の出が悪くてたまりませんでした。その頃から足がだるくなり、暑くなった今では体全体が重だるく、朝から手も足もぱんぱんになりました。指輪がはずれなくなり、冷房中でも少し動いただけでべとべとした汗がジワリと出てきます。良い漢方薬の処方をお願いします。

【答 え】
この45歳の女性は、事務職で冷房の中でパソコン入力が仕事である。小便は遠い方でむくみやすい体質であった。つまりもともと膀胱(ぼうこう)の気のめぐりが良くないのである。マスコミや西洋医に水分をたくさん取るように言われ、欲しくもない水分をやたら飲んでいたという。この段階で脾胃において水分の停滞が始まった。人間の体はどこかに滞りがあると、全体の気のめぐりが悪くなり、さらに弱いところがますます悪くなる。そして余った水分が汗として出てきたのであろう。
  膀胱の気のめぐりを改善し水分代謝を促す「五苓散・ごれいさん」を服用すると、たちまちむくみが引いていったそうである。ただ一言にむくみといっても、原因によって様々な処方があるので、必ず専門家に相談して下さい。      
 女性はひどい状態をすぐ脱したが、現在は回数を落として服用している。これは普段の膀胱の気を補って、水分代謝を促しているからである。

 

【質 問】
余命3カ月といわれた私が、元気に家族と一緒に正月を迎えられました。漢方薬のお陰で、抗癌(がん)剤の副作用も髪の毛が多少薄くなったことと、ヘモグロビンが低下するだけで無事に過ごしております。今年も癌に立ち向かっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

【答 え】
今年で79歳になるこの女性は、正月早々1月4日より5回目の抗癌剤治療が始まった。一時は60キロあった体重が51キロになり、9キロの腹水が抜けたことになる。貧血がひどければ輸血しながら抗癌剤治療をするところであったが、今回も免れた。1月11日より6回目の抗癌剤、17日より7回目の抗癌剤。1月末日MRIの検査をし、2月3日にめでたく退院された。2月の中旬に検査の結果を聞きにいくと、当時CA—19—9は1000近くあったものが100に落ち、散りばめたような腫瘍は全くなくなり、膀胱(ぼうこう)の後ろにあった陰も消えた。当初12回の抗癌剤の点滴も打ち切りになった。尿も出て、食欲も正常だとのこと。今年11月まで脾と腎を温め、腹水を取り除き、下腹部の全体の代謝を促す「実脾飲・じっぴいん(煎じ薬)」と霊芝の菌糸体、活性酸素を除去する白金・パラジュウム製剤をこのまま服用。その後「実脾飲」と白金・パラジュウム製剤を減薬していこう、と話し合った。

 


Copyright© HANABUSA PHARMACY. All Rights Reserved.