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暑い日には、水分を摂る量が増えますが、
中には繰り返し水分を摂取しても、
なかなか 口の渇きや火照り が取れない方がいます。
ときに、その症状は暑い時期に止まらず、
秋以降に尾を引く場合もあり、注意が必要です。
また必要以上に水を飲んでしまうことは、胃への負担となります。
夏の暑い時期は、胃への負担を極力減らす事が
夏ばてを防ぐ上で重要ですから、
そういう点でも、過度の飲水は避けなければなりません。

そういうときに用いる方剤に、 白虎湯 というのがあります。
何らかの形で熱を抱えているとき、
人の体はほてりや口の渇きを感じる、無性に水分を欲します。
その熱を清めるのが、白虎湯です。
身体が抱える熱には、いろいろな種類がありますが
白虎湯は、五臓の肺に伴う熱を清める働きに優れています。

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ちなみに竜虎相対するというように、
虎は竜と対をなす存在としても知られます。
そして龍・虎の関係は漢方の陰・陽の関係にも通じます。
即ち、竜が陽、虎が陰。
屏風の竜虎図では、虎の伏せた姿が描かれていますが、
あれも一つの陰の表現です。
漢方では、天海を泳ぎ回る竜のように動的なものは陽に通じ、
それと対照的に、静的なものは陰に通じるとされています。

その一方で、四神の虎は攻撃的な性格を持つといわれます。
(このあたりは、四神の守る方角と関係があります)
それは虎の名を冠する白虎湯も同様で、
その効能・効果には「体力中等度以上のもので・・・」と明記されています。
そのような流れを追っていくと私などは、
効きが強い=神聖な方剤として、
薬自身が服用する相手を選んでいるようにも感じます。


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