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春の温かさと共に、増えていくのが汗の悩み
暑さが及ぶ面もあり、肌膚が緩む面もあり、自律神経が不安定になる面もあり
この時期の汗トラブルは、いろいろな要素を含んでいます。

東洋医学では、汗は心の液と言われます。
心は、五行において「火」を象徴する存在ですが、
心は火のエネルギーで体液を加熱して、汗に変えていきます。
その為、漢方では汗の異常=心の不調と見立てる場合が少なくありませんが、
汗をかくことには、①汗をかいて、心を平静に保つというプラスの面と
心の不調が、汗に及んでしまうというマイナスの面が共存しています。
汗の悩みを抱えた方は、このマイナス面を反映する場合が少なくありません。

緊張に伴う手汗、冷や汗。就寝中の寝汗。そういった汗にも、心の不調が及んでいます。
人の意志が及ばない場所で、心は半ば勝手に汗をかき、
心の昂ぶりを鎮め、平静を保とうとします。
現実は、汗が出ることが最大の悩みでしょうが、
その一方で、汗を出す事で均衡を保とうとする体の状態が存在する訳です。
その状態を無視して汗だけを防いでも、元の状態は残りますから、解決には至りません。

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心の不調を反映した汗。このタイプの汗を改善するには、
①表面的な心の煩労(=心が動じて、汗に及びやすい状態)
②根本にある心の不調(=心が弱って、動揺しやすい状態)
を改善していくことが大切です。

汗に服用しておきたい漢方薬とは即ち、
汗を及ぼす心の不調を改善する漢方薬を意味します。
それには例えば、柴胡加竜骨牡蛎湯や柴胡桂枝乾姜湯、
あるいは酸棗仁湯や温胆湯に一服の価値があります。



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