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臨床一題 自律神経失調症(過換気症候を伴う神経症)の命門堂漢方薬局の考え方
《主訴》過換気症候群(神経症)
7月終わり頃より悪化
神経内科で神経症と診断される
心療内科で現在デパス頓服と粉2種類・錠剤1種類で内容不明)

【現況】息苦しさを覚え、特に一人になると不安感から苦しくなり四肢のふるえを生 じる不整脈を覚え、動悸をうつ
胸痛及び喉の圧迫感咳がひどくなる四肢の冷え 意識が遠くなり目眩をおこす
生理不順で5日早くくる経水先期で量少ない(火気衝脈下注・火熱而陰虚)
生理痛で生理2日前より腰痛黄色帯下が多い 便秘傾向

【舌】紅絳舌黯黒瘀点と紅点充血が混ざる黄色?一部黒苔満布裂紋あり
【腹】胸脇苦満強く心下痞硬胃内停水左右太陰脾経絡緊張が強い
【脈】弦細やや数 弦細は拘急 弦数は熱

舌黄やや黒苔で内傷七情による肝鬱化火や過度の飲酒と喫煙による、鬱熱化火が強く、裂紋舌から陰血を耗損しているため、経水先期になるも陰血不足で量が少なく、また陰血不足のため、内傷から肝腎の魂志が萎え“恐“怯"が生じやすい状況となっています。また相談中も彼を待たしていることに気を使っている状況で落ち着きがなく、集中力が散漫している印象がありました。

また肝鬱による疏泄失調のため胸脇苦満、及び心下痞硬があり、膈膜の昇降不利を生じやすく、また厥陰肝鬱→胸中心包へ鬱火し心神不寧から、息苦しさ、胸悶を自覚しています。
漢方的には清熱疏肝 清宣包絡 化痰降火で体質を変えていく。

●臨床二題 流産後の過換気症状をともなった神経症の命門堂漢方薬局の考え方
 妊娠8週目で嘔吐が強く脱水症状で吐き気止めを服用との電話あり
妊娠嘔吐が強くて 脱水から点滴を10回以上受けるが、耐えられず11週目掻爬する。

掻爬後も嘔気、気鬱で心療内科で内服するが、胃を壊して過呼吸症状を生じる。
 生理が少しだけあり。

現在 コンスタンチン リスパダール セロクエル
現在 気鬱 倦怠 過呼吸が中心
<舌>舌先瘀点充血 苔膩で厚
<腹>胸脇苦満 心下痞硬 中脘動悸
<脈>右沈伏 左小滑
<背中>神道圧痛が強い

右沈伏で気鬱が強い状況あり 肝気不安(胆気不足)による肺気粛降不利による過呼吸と考える。
酸甘で肝血の補充と胆気充足を行い、酸苦で相火を斂気させ下へ向かわせ、肺気の粛降をスムーズにさせる。背中の神道穴に強い圧痛があり、円皮鍼で対応。横隔膜における肝の魂気と肺気の魄気の相火升降のバランスを考える。

体調を崩しやすい三寒四温の時期も過ぎて暖かくなってきましたね。本格的に春が到来しました。
「春」という季節の特性は万人に共通するものですが、暖かくなって過ごしやすくなる人もいれば、暖かさで気ダルくなる人もいれば、花粉症で鼻水・目の痒みで過ごしづらくなる人など様々です。それではどのように過ごせばいいのでしょうか?
春という季節は自然では草木が顔を出し始め、冬眠していた動物たちが動き出す時です。また春は方角でいえば「東」に相当し、太陽の動きでいえば、太陽は東から昇るように、つまり春という季節の性質は全てのものごとの“キッカケ”や“始まり”に相当します。

現代人の大半の人が抱える問題の出発点はほとんどの人が同じです。それはストレス社会や飽食の時代などとも言われますが、“ストレス”と“食事”と“運動不足”の問題がとても深く関わっています。ですので、漢方治療でもどんな疾患でもこの問題からのアプローチが多くなりますが、これらは自分たちでも良い方向へ変えていくことも出来る問題でもあるのです。それらを全部急に変えることは難しいので、まずは一つの問題から正していきましょう。

現代人は階段を使わずエレベーターやエスカレーターを使い、移動も自動車や自転車などを使い、はたまた自転車だけでも便利なのに、その自転車さえ電動が増え、より機械化していっています。一見便利な世の中にはなっていますが、身体はどんどん怠けていって本来の身体のバランスを崩してしまっているのです。このバランスの崩壊は未来の病気につながり、しかも病気になってからでは手遅れなことも多々あります。自分で病気になる未来の自分を作っていきますか・・・?
先にも書いたように、春という季節は“キッカケ”の時です。暖かくなってきて、外に出るにも良い時期となっています。身体を動かしましょう!歩きましょう!肺を使って健康な未来の自分を手に入れましょう!
春という「キッカケ」の時期に、自分の身体を見つめなおし、運動を始めてみませんか?

一言メモ
それでは人の五臓での「肝」というものの働きはどうでしょうか?お酒を飲んだ時の代謝なども肝臓が行っているなどもありますが、東洋医学的には「肝」は自律神経系の伸びやかさをコントロールしてくれています。簡単にいうと感情の起伏の柔軟性をもたらせてくれる機能です。
春になると発散型でイライラしてきたり、その反動で欝々としてしまったり、感情の起伏が激しくなる人が多いです。自律神経系の疾患をお持ちの方は春になると症状が悪化する傾向にあるのはそのためです。

硝子体混濁 命門堂の考え方
女性 48歳
《主訴》硝子体混濁との診断されて治療する方法はないとのことで ご相談を受けました
今年の夏ぐらいより右目の視力低下で日々によって変わる状況でしたが、ここ最近はずっと視力低下で一定しだして○○眼科クリニックで「硝子体の混濁のためであろうとことでステロイドと抗生物質の点眼薬が出されている。

過去15年前も二人目出産後に現在と同じくらい視力を失い、眼科では原因がわからず少しずつ回復した経緯があります。

元来から頑張り屋で出産5回で子供が5人おり、夜間3.4時の営業の店舗を努めたりして現在も睡眠時間が3~4時間くらいで 食べたらすぐ眠くなるので 仕事に影響するとのことで夕食しか食べなかったりしています。

過去から貧血が強く 鉄剤を点滴したりしています。
冷房が弱く 腰痛があり 気力がうせる状況があります。生理も遅れがちで脾不統血で膜薄からか、生理出血が大量鮮やかであることもあります。

【面】痿黄で脱。(脾虚 腎陽虚) 面肌層も皺痩で 脾脂膜が萎えて、顔色が黄で脾虚の側面が強く出てい ます。 黒子が多い(腎虚)
【眼】眼力が失せている 眼目周囲は 上部は太陽経 コメカミは少陽経 下部は陽明経で三陽が集まっている所ですので陽気不足があり 食事するとすぐ眠くなる
【腹】臍横腎経圧痛 一部動悸
【舌】略淡~紫(気血不足・寒凝瘀血)
【脈】右 沈細微搏(脾 虚絡滞) 左沈伏細如糸(血虚・腎陽不足)

硝子体混濁の原因が炎症・循環障害・腫瘍・網膜変性・代謝障害からとすると
上記の漢方分析からですと循環障害が考えられ 脾虚で脂膜が痩せていることから考えますと漢方でいう三焦の膜腠が痩せて気血水を順行する空間が痩せていると考えられ、気血不足から目の上位まで注ぐには脈気が弱い状況もあり、貧血でありながら 生理出血が鮮紅大量であって 中医学でいう脾の不統血で血管膜も薄く透過性からの出血も考えられ、またもし眼底出血があれば、その後の硝子体の瘀血の代謝吸入の処理能力も 脈気から不充分と考えられます。黒子も微小循環の退廃と考えます。

漢方では益気が君 補血が臣 佐を通絡化瘀と考えます。
治方で益気化瘀通絡です。

当薬局では 鶏内金を良く用います。食品ですが
鶏内金は鶏の砂嚢の内壁です。 本経逢源には「眼目障翳を治す」 とあります。
一般には宿食や胸腹中の病塊や腫痛を消したり 膵石などにも用いられ 瘀積を良く消すので虚労病は血痺虚労でセットで金匱要略に納められており、虚労からの経絡に多く瘀滞があるのを益気しながら鶏内金で経絡の瘀滞を化す作用があり、硝子体中の混濁の瘀を取り除くと考えます。
生脈散(麦門冬・五味子・人参)で 脈沈伏の状況から脈気充足させ 黄耆・当帰で益気して目の上注と眼窩脈絡を通血しさらに熟地黄と山茱萸で酸甘で肝腎充足させて眼窩血流充足させ 枸杞子・菊花で細絡通脈させ 後の 瘀血をサフラン 気鬱を散らし血を調えるを鶏内金と併せて 目の細い血絡には重い駆瘀血剤では無効で 香りのある気味の軽いサフランが一番有効と考えます。

患者の感想は疲れが取れてふらつくなどの貧血症状が無くなり、視力だけでなく、目に力が出てきて、むさぼるように服用しているとの表現までされて「これが無くなるとガス欠する状態になる」と言われ現在も継続してのまれています

私は、待望の我が子をこの手に抱く事ができました。
上の子とほぼ7歳離れの第二子です。ここまでたどりつくのには、私にとっては、とても長く険しい道のりでした。第一子の時にも不妊治療を経て3年かかっての出産だったので、1才になってすぐに再びクリニックに通いを始めました。その時には、こんなに苦労するなんて思ってもみず、同じステップを踏めばすぐにできるだろうくらいに考えていましたが、タイミング・人工受精・体外受精とステップアップしながら、何度トライし続けてもいっこうに妊娠には結びつきませんでした。

そんな日々の中で、第一子の時にできたママ友たちは、2.3年あいた頃から兄弟姉妹がとんどんできていき、望んでいるにもかかわらずなかなかできないという焦りやひけめを感じるようになりました。又、周囲の何気ない言葉に勝手に傷つき、誰にも相談できない、わかってもらえない孤独感、治療や副作用による身体の負担も相まって心身共に疲れきっていきました。

それでも「子供が欲しい!」という一心で今思えば ただ ガムシャラだったような気もします。そうして数年が経ち、確固たる原因もわからないまま下された診断は、「妊娠は、もう難しい」ということでした。そろそろ 自分でも決心しなくてはと思っては、いたものの改めて言われてしまうと、とてもショックでした。気持ちの整理がつかないままに治療は終わることとなり、疲れた身体を癒すためにと最後に紹介されたのが、命門堂の前田先生でした。

まずは、元気になろうと、一人は子供がいるのだから この子の為にも。そんな思いで飲み始めた漢方でした。半年程経った頃から、身体が軽く、疲れにくくなってきたと感じるようになりました。身体が楽になってくると不思議と心もだんだん軽くなっていったように思います。
周囲からもすごく元気になったとか、明るくなったと言われるようになりました。20年ぶりに自力で生理がきた時には、本当に驚きました。こうして この度 2度の流産を経て、無事に出産。やっとの思いで愛しい我が子に出会う事ができたのです。

ふり返ると、辛い悲しい思いをすることの多い日々だったようにも思いますが、その分 あたり前だと思われるような事が とても幸せだと感じられるようになったと思います。今は、とり戻した自分の健康と、大切な家族に感謝し、心穏やかに過ごす毎日です。
同じように辛い思いをしている方々の心に少しでも寄り添えたらと思いペンをとりました。

今はまだ長い長いトンネルの中かもしれません。トンネルの先にはどんな答えが待っているのかも人それぞれかもしれません。でも同じトンネルの中を走っている人は、たくさんいてると思います。どうぞ今の自分の選択に後悔のないように走りぬけて下さい。応援しています。そして、そのトンネルの先には明るい光が射していることを心より願っています。

最後になりましたが、私にとって前田先生と出会えた事は、とても幸運でした。前田先生をはじめスタッフの皆様のご尽力により、私に心身の健康と子宝を授けて下さった事に深く感謝致します、我が子を初めて抱いた時の喜びは忘れる事ができません。
これからも子供たちを慈しみ、幸せをかみしめながら育児を楽しみたいと思います。
本当にありがとうございました。

臨床上で生理痛や不妊でこられる患者で良くみられるのが、へその周囲が肩こりのように堅いしこり(血積)があり、押さえると強い痛みがあり、さらにその周囲はちゃぽちゃぽ(水飲)としている女性が多くみられます。

これは人体の中央にあることで、上下内外の通路障害となり、気・血・水の流れを悪くして、気が逆らって、横隔膜の連動を悪くしていくと過呼吸症状や、息苦しさを生じたり、さらには不安感になり、狭い場所でのパニック症候になったりします。

水と連れもってくると気水が連動して、鼻漏や鼻炎、咳喘、面の浮腫など、さらに血も連動すると、首肩凝り固まり、のぼせ頭汗となり、血は降りにくくなり、生理が遅れてきます。

水気が肌にあふれると、身体が重だるく、倦怠感を覚えます。脈をみると湿気の重みで押さえられるため沈んだタイヤの空気が抜けた緩脈がみられます。

水気は一部、下へ流れて、大量のオリモノに逃げたり、下肢浮腫となったり、水飲の重みで子宮後屈になったりして、ますます、骨盤内の血の還流を悪くさせる腰痛と考えます。

つまり、へその下が、糸がもつれた様に微小循環の流れが悪くなった人は、子宮→ヘソの下→肝臓への血液還流が悪くなり、生理量が少なく、生理血が暗い色合いで粘性で血塊が多くなり、漢方医学でいう「通ざれば即ち痛む」で生理血が満ちてくるにつれて、生理前緊張症として内膜に連続する隔膜上下に様々な症状を訴える事になります。

舌では瘀点や舌暗で鉄さび色の舌がみられてきます。

生理痛の方、不妊でお困りの方ご相談下さい。


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