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わたしたちが体の不調を感じたとき、漢方ではどのような診察を行って証を決めていくのでしょうか。その様子は、やはり西洋医学とは異なっているようです。

例えば、冬場に流行するインフルエンザを西洋医学で診断するためには、鼻や喉の粘膜を採取して簡易キットにかけ、確定する方法が一般的です。また、場合によっては採血をしたり、レントゲンやCTを用いて検査をすることもあるでしょう。検査結果を元にして病名を確定し、薬が処方されていきます。

一方、漢方では望診、聞診、問診、切診をまとめた四診が基本となります。これは、診察する側の全ての感覚を用いて、患者さん全体を診察していく方法です。
下記で、その詳細をみていくことにしましょう。


●望診(ぼうしん)
患者さんを、視覚を使って観察します。
具体的には、次のようなポイントをチェックしていきます。

・体つきや体型
・顔色や表情
・歩き方や姿勢などの動作
・舌の色や厚み、湿り具合
・肌ツヤや色味

望診では、特に舌診といって舌の色味や舌苔の状態を重要視します。


●聞診(ぶんしん)
患者さんを、嗅覚と聴覚を使って調べます。
具体的には、次のようなポイントをチェックしていきます。

・声の調子や張り具合
・咳の状態
・口臭や体臭
・排泄物のにおい


●問診(もんしん)
患者さんに質問を投げかけることで、様々な情報を聞き出していきます。
具体的には、次のようなポイントをチェックしていきます。

・病気の発生やその後の経過
・現在の自覚症状
・既往歴や家族歴
・ライフスタイル


●切診(せつしん)
患者さんに直接手で触れ、触覚を使って状態をみていきます。
脈をとったり、腹部の張り具合や痛みをみるといった、脈診および腹診が主となります。

特に、腹診は中国ではみられず、江戸時代に西洋医学のエッセンスが加わって日本独自に発達した診断方法です。
四診のうちの切診に分類されていますが、腹診なしには証を決めることが難しいほど重要視されています。


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