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健康トピックス

当店の最新情報をご案内します。

最終回の3人目は41歳のIさんです。

彼女は習慣性流産があり、5年以上不妊治療を続けて体外受精も行いましたが、いい結果は得られなかったのです。
モニターとして誠心堂に来た時は、採卵しても空胞になってしまうほど卵巣機能が低下し、FSH(卵胞刺激ホルモン)値が30もある、かなり厳しい状況でした。

加えてIさんは物事のとらえ方がネガティブで「妊娠はしたいけど、出来ないと思っています」と自ら言い切るような性格です。
「それなら、どうしてモニターに応募したの?」と聞くと、「私、矛盾しているんです。だからぜんぜん妊娠できるような実感がないんです」という。それなのに妊娠しない不安から採卵を続けてしまうんです。卵巣機能を回復させるためにも採卵はしばらくお休みした方がいいとアドバイスをしても採卵を行ってそのたびにFSHがグンと上がってしまうのです。

そこで最初に行ったのが三焦調整法の鍼です。するとFSH値が半分まで下がり、そのうち正常値になっていきました。下垂体のホルモンは出ていても、それがうまく卵巣まで届かないとFSH値が上がります。ですから卵巣の血行を良くする治療をすれば数値は下がるのです。

Iさんは冷え症で痩せており、食も細い腎虚タイプだったので、内臓の血行も悪い。このようなタイプは採卵に伴う微少の出血でもダメージになることがあるのです。そういう状況を早めに回復して上げると卵巣の血行もよくなりFSH値も正常になります。数値が正常になったら、もう少し時間をおいて卵巣を休めとこうと言っても、すぐに採卵に行ってしまう。。。

そんなことを繰り返していましたが、治療から6か月後にはいい卵が3個採れて、体外受精で妊娠したのです。

しかし、結論から言うと、19週で早産してしまいました。というのも諸事情で妊娠12週で漢方の治療を止めてしまったのです。腎虚タイプは流産、早産しやすいので治療の継続は不可欠なんです。
とても残念なことです。年齢からいってももったいないことをしたと思います。

妊娠できたことに自信がついたのでしょうか。「もう一度チャンスをください」といって、現在、再度妊娠に挑戦中です。