ちょっと難しいタイトルですが、意味が分かる方はいますでしょうか?
これは東洋医学の考え方で、「五志」とは喜、怒、思、憂、恐の感情のことで、これらの感情はそれぞれ内臓と繋がっており、心は喜、肝は怒、脾は思、肺は憂、腎は恐と密接な関係があるとされています。
つまり、更年期の症状の出方も元々の五臓体質の違いによって、現れやすい感情が違ってくるのです。
「肝」に変調が出やすい人はイライラ、「脾」の人はクヨクヨ、「腎」の人はビクビク、などさまざまな特長があります。
東洋医学では更年期障害の成り立ちは、腎(じん)という女性ホルモンの側面だけに着目するのではなく、「五志七情」という考えを元に環境や性格の側面も考慮するため、予防はもちろん、メインの治療は西洋医学で行いながら、環境や性格の側面は東洋医学でサポートすることもできるのです。
状況によってはメインの治療が東洋医学でサポートが西洋医学という、逆のケースもあります。
いずれにしても、更年期障害は西洋医学だけでなく、東洋医学もうまく折りこんでいくことで治療の相乗効果が期待できるのです。
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更新日: 2019/07/29 |