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さて、“三日坊主”と言われないようにお話を続けましょう。

今回は「自律神経の働き」についてのお話です。

よく「お前は神経が鈍いなあ」とか言われることがありますね。
ここで言う「神経」は、どうやら”運動神経”とか”感覚神経”あるいは脳の働き(中枢神経)の事を指しているようですが、自律神経はこれらの”神経”とは違うものです。

ざっくり言うと自律神経とは「意識がある無しにかかわらず、寝ている時でも自動的に生体機能をコントロールする能力」なのです。
例えば、心臓は寝ていてもパクパク動いているし、体温もだいたい36.5度(平熱)を維持されています。食べたものはいつの間にか消化吸収されるし、それどころか内臓の動きを意識している人など何処にもいません。

そうです、人間の身体は隅から隅まで自律神経に支配されているのです。
ですから身体に何らかの不調が起こった場合、ほとんど「自律神経の失調ですね」と言えば間違ってはいないのですが・・・。

秋になると色々な体調不良を訴える方が来店されます。
例えば「食欲が出ない」逆に「食べ過ぎる」あるいは「冷える」「暑い」これなどは家族間のトラブルの元にもなりますね。「血圧が上がる」「下がる」「ドキドキする」「ハアハアする」「のどが詰まる」「立ちくらみ」「便秘」「頻尿」などなど、全て自律神経の不調に関係しているのです。
もちろんそれだけではありませんが。

次回は良く見られる「自律神経の関係する症状」のお話です。

いやあ、しばらく書き込まないうちにホームページの作りが変わっている!!
そりゃそうだ、前に書いたのは梅雨入り辺りですもの、仕方ありません。

これからはまたさくさくとトピックスを書いて行こうと思います。

さて、そう言う訳で季節は廻りもう秋なのであります。
日本には「四季」というやつがあり折々に風情のあるものですが、人間の身体にとっては意外と面倒くさいものでもあるのです。

夏は暑くて嫌だし、冬は寒くて辛い。
じゃあ春や秋は絶好調かと言うとそれ程でもない。

丁度この季節は夏から冬への移行期で、色々な「体調不良」が現れやすいのです。

マスコミやテレビの健康番組でも「自律神経失調症」という疾患が取りあげられています。
では”自律神経”って何なのでしょう?

その辺から書いていきましょう。

明日、清原容疑者の裁判が行われます。
本人は「ストレスから逃れるために(覚せい剤を)やった」と言っているそうです。

一般的に”ストレス状態”に置かれると脳内アドレナリン(緊張物質)が過剰に分泌されます。
同時に脳内ドパミン(快感物質)は抑制され、「苦しいばっかり、何の楽しみも無い」と感じてしまうのです。
ですからストレス状態の脳に覚せい剤(快感”類似”物質)を与えると、確かに”ストレスが解消”されたように感じるのです。
ただしストレス解消効果は一過性で、その後の副作用「中毒」「依存症」は一生続き、結局は犯罪者になってしまいます。

しかし、覚せい剤はダメですが「ストレスを何かに置き換える」というのは正しい対処法なのです。
書店でも「〇〇でストレス解消」とか「ストレスを溜めない✖✖生活」みたいなハウツー本が売れているそうです。

ポイントは
①脳に与える”ご褒美”はちょっとだけで良い
ただし
②こまめに与える
という事です。

普段から余り根を詰めずに行きましょうね。

今回で「ストレスとは?」は終わります。

「イライラして、つい食べ過ぎる」と言う方がいます。
そうかと思うと、
「イライラして食欲が無い」と言う方もいます。

良く考えると変ですよね。
ストレスで食欲が亢進したり、減退したりする。
同じ人間なのにね。

●食欲が亢進する場合
ストレス状態は脳内に「嫌なこと」が沢山詰まっています。脳は辛いのが大嫌いなので、楽しい事(食べる)によって脳内ドパミン(快感物質)を増やそうとして食べ続けてしまうのです。まあ大抵はすぐに「しまった、食べ過ぎた!」と後悔することになります。

こういう状態が続くと胃腸自体が疲労したり、荒れてしまいます。ストレス状態の改善は勿論ですが「胃腸症状」に対応した薬方を使います。

●食欲が減退する場合
消化器系は自律神経系(交感神経と副交感神経)の二重支配を受けています。
交感神経は昼間、或いは緊急時に働く神経で、全身への作用は「血圧上昇」「呼吸速迫」「筋肉の緊張」です。
副交感神経は夜間、或いは休養時に働く神経で、全身への作用は「血圧低下」「呼吸緩徐」「筋肉弛緩」です。
ストレス状態では交感神経が優位ですので胃腸の働きは抑制されてしまうのです。

このような場合は心身の緊張をほぐす作用のある薬方を使います。

いずれにしても、証に合った漢方薬を使う必要があります。
体質に応じた薬方を選ぶお手伝いをさせて頂きます。

前回(4)としましたが(5)の間違いでした。今回は(6)ですね。

時どき「心臓がドキドキする」「冷や汗が出る」という相談を受けることがあります。
狭心症か!?不整脈か?と思うと、それ程緊迫した様子もありません。
聞けば普段は息苦しいとか意識を失ったりもせず、突然起こってそのうち治るのだそうです。

病院ではこういった症状を「パニック障害」と診断し、安定剤やSSRI(選択的セロトニン再取り込み抑制)抗うつ薬を使います。
特にSSRI系抗うつ薬は、飲んだり飲まなかったり、または突然飲むのを止めると体調に悪影響がありますので注意が必要です。

症例)
30代主婦、ある日突然電車のホームで動悸と眩暈に襲われ、家族に迎えに来てもらった。それ以後、電車に乗るのが怖いとのことです。
病院から安定剤を処方されていましたが飲む気にならないので漢方薬をというご相談でした。
苓桂甘棗湯を差し上げたところ、4週間の服用でほぼ回復しました。

全ての「パニック障害」が漢方薬で治る訳ではありません。
「証」に合った薬方を探すお手伝いをします。
ご相談下さい。


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