雨の日が続いてましたね。
こういう天気の時、頭が痛くなったり、だるくなったり、古傷が痛んだりすることないですか?
こういうのを気象病なんて言われてますね。
自律神経の乱れが原因と考えられているようです。
漢方では湿邪といって、湿気が侵入してきたことによって、水の巡りに異変が起こり、めまいや頭痛、だるい、古傷が痛むといった症状が引き起こされていると考えます。
余分な水を排出して、水の巡りを正常に戻してあげることで治すことができますが、じゃあ何という漢方薬なの?と聞かれると、人によって、症状によって使う漢方薬は違うので、そこは詳しくお話を伺わない限り、出しにくいです。
そこが漢方の難しい所でもあり、面白い所でもあります。
あと、水というのは非常に動かしにくいもので、長い期間患っている方は非常に厄介です。
ドブ川をイメージしていただくといいかと思います。
最初は綺麗な水でも流れが滞ると水が淀んできます。
淀んだ状態が続けば続くほど、どんどん酷い状態になり、しまいには全く流れなくなってしまいます。
体の中でもそんな状態になっているのです。
ゴミやこびりついた汚れを取りながら流れを良くしていかないといけないため、汚れが酷い人ほど時間がかかります。
ご相談ください。
たまに聞かれるのが、どういう食事をするのが良いですかという質問。
5大栄養素をバランス良く食べる、30品目食べるといったことをよく聞きます。 誰もが聞いたことを言ったとてなのよね。 なので、一日を通して5つの味を味わうような食事をするよう心掛けてくださいと言っています。 5つの味とは酸味、苦味、甘味、辛味、塩辛い味です。 辛味は味覚ではなく、痛覚だなんて言われてますが、そこは大目に見てください。 五行説によると、これら5つの味は五臓と関係があり、酸味は肝、苦味は心、甘味は脾(胃腸などの消化器系)、辛味は肺、塩辛い味は腎に作用すると言われています。 これらの味をバランス良く摂ることで、五臓のバランスも保たれ、健康でいることができます。 ここで勘違いしないでほしいには、これらの味は調味料で味付けされた味ではなく、食材本来の味を感じることが大切なのです。 つまり薄味で仕上げられたものを食べるということです。 濃い味に慣れた現代人からすると、薄味は物足りない、美味しくないと感じてしまうかもしれませんが、何かを得るためには何かを捨てる覚悟がなければいけません。 |
ツイート |
更新日: 2024/03/26 |
朝、食べていますか?
朝はギリギリまで寝ていたい、準備でバタバタするので食べてる余裕がない、朝は食欲がないなどで朝は食べないという方も多いのではないでしょうか? 朝食べてないと力は湧いてこないし、頭も働かないので、何をするにしても効率が悪くなってしまいます。 朝、食欲がないという方の中には、夜いっぱい食べているということはないでしょうか? 夜勤の方は別として、休息に入るという方は正直、お腹いっぱい食べる必要はあまりないのではないかと思います。 睡眠時、当然体は休む方向へと向かいますが、胃の中に食べたものが入った状態では、休むに休めない、中途半端な状態で朝を迎えることになり、胃の中に何か残っている感じがして食べたくないという気持ちになったり、体がだるいといった状態になりがちなります。 夜は軽く済ませる程度が丁度いいのではないかと思います。 ただ、学校に行くのが嫌、仕事に行くのが嫌といったことが原因で食べれないという方は夜がっつり食べようが食べまいが同じですが・・・ そういう方には、ぜひ漢方薬を飲んでいただきたいですね。 |
ツイート |
更新日: 2024/03/24 |
花粉が飛びまくってますね。
花粉症で苦しんでいる人多いはずなのに、不思議と花粉症がメインの相談があんまりないという。 以前は漢方薬は眠くならないという強みがありましたが、今はもう眠くならない、眠くなりにくいという薬があるので、あえて漢方薬を選択する必要もなくなったのかなと。 ただ、化学合成された薬より漢方薬の方が安心安全であるということは今も昔も変わらないです。 漢方薬は長く飲まないと効かないというイメージを持っている方多いですが、確かに体質改善のようなことは時間がかかりますが、花粉アレルギーの症状である鼻水だったり、目の痒みを止めるだけなら即効性はあります。 私も花粉症ですが、目が痒い、鼻水が出まくる、我慢できないという時に漢方薬を飲みますが、一包飲んで、ちょっと何かしている間にいつの間にか症状が消えてます。 もし長く飲まないと効いてこないというのであれば、一包飲んだところで何の変化もないはず。 変化があるのですから即効性がある漢方薬もあると思っていただいてもよろしいかと。 西洋薬を飲んでもあまり満足できないという方、選択肢に漢方薬を入れてみてはどうでしょう? |
ツイート |
更新日: 2024/03/23 |
春は別れの季節であり、出会いの季節でもあります。
この環境の変化が精神的ストレスとなり、さまざまな不調を起こしやすい季節でもあります。 東洋医学では春の病は肝にあると言われています。 春は冬にためこんでた老廃物を外に出そうとして肝が活発に働き出します。 活発に働くということはそれだけ負担がかかるということです。 肝は気や血の巡りをスムーズにする働きがありますが、疲労困憊した肝は当然スムーズにすることができにくくなります。 巡りが悪くなることでストレスに上手く対応できずイライラしたり、不安になったりと精神面での不調が出てきやすくなります。 ストレスによりお腹の調子が悪くなるという方もいるでしょう。 私もよく軟便気味になります。 五行でいえば、肝は木に属し、胃腸は土に属します。 木というのは土の養分を吸い取って育ちますが、弱った木が元気になるためには土の養分をどんどん吸い取る必要があり、土の養分が減っていくため、土台が脆くなってしまいます。 ストレスでお腹の調子が悪くなるというのはこういうことなんです。 ストレスによる不調でお悩みの方、ご相談ください。 |
ツイート |
更新日: 2024/03/22 |