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漢方 よくある質問(Q&A)
ご質問に対するご回答
汗が気になります。漢方で汗は気にならなくなりますか?
汗を良くかく原因があれば、それを治せば解決します。
A.心臓が弱っていやな汗(冷や汗のようなもの)が出る場合は炙甘草湯などを使います。
B.もれるように汗をかき、汗をかいた後の皮膚がべたべたして気持ち悪いのは労から来ている場合があります。
その時は「労」を治すために建中湯類が良いでしょう。
C.熱がこもって汗をかくときはその熱を取る漢方薬を飲めば解決するでしょう。
たとえば、セッコウの入った漢方薬などを使うことがあります。
その他の原因があれば漢方薬で解決できると思います。
当店の漢方薬で、病的な汗は、改善できます。
最近では、多汗症といわれる病的な汗のトラブルに、悩まれている方が増えています。
多汗症とは、ストレスや肥満や更年期障害などのさまざまな原因により、汗腺の活動が、活発になりすぎることで、汗が大量に出る病気です。おもに、全身性多汗症と、手掌やわきの下や足の裏などの局所性多汗症に分けることが出来ます。
全身性多汗症とは、普段は、あまり汗をかかないお腹、胸、お尻を含め、全身的に汗をかき易くなります。
一般的に、多汗症といえば、局所性多汗症のことを言います。
局所性多汗症の原因としては、ストレスや緊張、不安感などの精神的、心理的なものが原因とされています。
漢方では、このような多汗症などの汗の症状を汗症(かんしょう)と言い、病気のひとつと考えています。汗症には、自汗(じかん)と盗汗(とうかん)などのタイプがございます。
自汗の特徴は、主に昼間に出る汗で、安静時や少し動いただけで発汗します。
体を動かすことで、一層ひどく汗が出る表虚証の病的な状態のことです。
漢方で言う、気虚、陽虚証の状態で、起こりやすく、肺の気が低下し、汗腺を閉める力が低下することで、発生します。
自汗を治療するには、表陽の虚を固めて、汗が漏れ出なくするために、黄耆、白朮、防風などの髙木漢方のきぐすりを使用します。
さらに、動悸や息切れなどを伴う場合は、薬用人参、党参、黄耆などが配合された補気作用のある髙木漢方の漢方薬や、循環器に良く効く、牛黄清心元などを使用します。
盗汗とは、一般的に、ネアセのことを指し、陰虚証にみられる病的な症状です。
水毒(すいどく)により、熱を冷ますことが出来なくなり、虚熱(きょねつ)が発生して、体の中のエンジンが、オーバーヒートを起こしている状態のことで、その虚熱によって、夜中に、陰液(細胞を潤している体液)が、押し出されたものが、ネアセです。
盗汗を治療するには、滋補滋陰の作用のある、地黄、枸杞子、薬用人参や、開豊瓊玉膏、杞菊地黄丸などの髙木漢方の漢方薬を使用します。
汗によるトラブルが気になって、お困りのときは、髙木漢方まで、お気軽にご相談ください。早めの養生が、あなた様自身を助けます。
髙木漢方まで、お気軽にお越しくださいませ。
まず考えなければならないことは、その汗が生理的な汗なのか、精神的にかく汗なのかと言うことです。 おのおの汗をかく場所が異なりますから、場所によって判断がつきます。
それさえ分かれば、対処できる漢方薬はあります。
時に「異常な汗」と表現される方がおられますが、そうした方は一度甲状腺の検査を受けたほうがいいと思います。