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二階堂先生の「食べ物は薬」

オリーブノキ - オリーブ油を温湯で飲み便秘解消

オリーブノキ
  • オリーブノキ
  • 学名:Olea europaea
  • 科名:モクセイ科
  • 英名:olive
  • 別名:橄欖(かんらん)、オレイフ、オレーフ、ポルトガルノキ

関連画像

オリーブノキの葉と果実 オリーブノキの果実断面、種子 オリーブノキの花 オリーブノキ オリーブノキの花 オリーブの原木

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地中海地方原産の常緑高木で、世界各地の暖地で栽培され、ヨーロッパでは紀元前3000年頃から栽培されていたとされます。栽培には強風が吹かず、排水の良い肥沃な土壌が良いとされ、日本では1874年(明治43年)にイタリアから小豆島へ持ち込まれました。

葉は革質で厚く、対生しており、表は暗緑色、裏は銀白色で短毛を密生しています。長楕円形で葉縁は鋸歯のない全縁です。

初夏には葉腋から芳香のある小さい黄白色の花を総状花序に付けます。

果実はほぼ円形の緑色をした核果で、中に1個の種子を有し、熟すと黄色から紫黒色となります。果肉はとても渋く、生食には不適で一口噛むと口中が痺れ、味覚も低下します。ただ、アルカリ処理して塩蔵すると特有の香りが出て美味となります。主として未熟で緑~黄色の果実を採ったものをグリーンオリーブと呼び、紅紫色に完熟した果実はライブオリーブと呼んで、いずれも塩漬けやピクルスとして食欲増進のための食用とします。グリーンオリーブはヨーロッパで、ライブオリーブはアメリカで好まれて食べられています。

熟した果実を砕いて果肉と種から冷圧により採取した油がオリーブ油で、良質の食用油としてドレッシングにしたり揚げ物に使うほか、工業用油としてマヨネーズや天ぷら油などに利用されます。

成分としては、葉からオロイロペインを主成分として、ルテオリン 7-グリコシド、ルテオリン 4-グリコシドなどが得られています。果実からは脂肪油のオリーブ油が得られ、この油はオレイン酸を約75%、リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸などのグリセリドで構成されています。その他、マンニトール、ステロール類、イリドイド配糖体などが含有されています。

葉は血圧降下作用のあるハーブとしてヨーロッパでは使われていますが、上記の葉の成分について免疫機能に関する研究がなされ、がん予防、アトピー性皮膚炎などにも効果が期待されています。

オリーブ油は常温で液体の不乾性油で栄養分も豊富です。温湯と共に飲めば便秘にも有効で、炎症や痒みなどには温めて塗布して用いられます。また美肌効果も知られており美容の分野でも注目を集めています。オリーブ油を主たるエネルギー源としている地中海型食生活により循環器系疾患のリスクが軽減される可能性も知られています。さらに「オリブ油」の名称で日本薬局方にも収載され、注射薬溶剤、軟膏基剤、皮膚塗布用、擦剤、浣腸剤等の原料に用いられています。

オリーブの枝は国際連合の旗やイタリア、イスラエルなどの国旗や国章に、また葉は古代オリンピックでの勝者への冠としても使われています。また香川県の県木、県花とされています。  枝葉はアルミ、錫、鉄などの媒染剤を用いた染色にも用いられます。

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