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二階堂先生の「食べ物は薬」

カボチャ - カロチン豊富/抗酸化作用

宮崎県産 黒皮カボチャ

▲ 宮崎県産 黒皮カボチャ

  • カボチャ
  • 学名:Cucurbita moschata
  • 科名:ウリ科
  • 英名:pumpkin、squash
  • 別名:南瓜、唐茄子(トウナス)、南京(ナンキン)

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色々の品種 果実の断面 カボチャの花 色々の品種とカボチャの断面と花

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現在広く栽培されている種類は中米原産の1年草で、16世紀中頃に九州に渡来して広まりました。濃黄色の花は夏の早朝に咲く一日花で、果実の形、色、大きさなどは大変変化に富んでいます。雑種ができやすいので多数の種類があります。

西洋カボチャ(Cucurbita maxima)は大型で、果肉が粉質で食感がほくほくとした甘みの強い種類で、日本で現在栽培されているものはこの種類で、一名栗カボチャとも呼ばれています。

東洋カボチャ(Cucurbita moschata)は天文年間にポルトガル人がカンボジアから持ち込んだことから、(カンボジア→)カボチャと呼ばれたとも言われます。黒皮南瓜、鶴首、鹿ヶ谷南瓜やカボチャ・スクァッシュなどがこの種類です。

カザリカボチャ(Cucurbita pepo)は米国からメキシコの原産と考えられ、比較的小型で、カボチャの中で日本に最も古く中国を経由して渡来したもので、唐茄子(トウナス)の別名もあります。装飾用などとして作られ、食用としては利用価値が低いもので、形や食味に変わったものが多く見られます。金糸瓜(キンシウリ)、素麺南瓜(ソウメンカボチャ)、ペポカボチャといわれる品種は果実を茹でると果肉が「素麺」のように細長くほぐれ、これを酢の物などにして食べます。Halloween(All Hallows'eve)で使われるオレンジ色のカボチャやズッキーニ[Zucchini(英名)、Zucchina(伊)、Courgette(仏)、西葫芦(中国)]もこの仲間です。ズッキーニは戦後に渡来したもので、緑果種と黄果種とがあり、未熟な果実を食用とする夏が旬の果菜です。フランス料理やイタリア料理に使われるほか、南仏の野菜の煮込み料理「ラタトゥイユ」には欠かせないものです。

果実にはビタミンAが豊富に含有されており、ゆっくり煮て、硬い皮を柔らかくして食べます。煮物、汁の実などとして、大型で甘い西洋カボチャがよく使われます。戦後の一時期には主食の代用食として使われていました。

果実の黄色はカロチンで、多食して皮膚が黄変しても無害であり、カロチンには抗酸化作用が知られています。未熟果は漬物として食べられますし、種は炒ってナッツとして食べるほかに、パンや菓子のトッピングとしても使われます。

果実を南瓜(ナンカ)、果蔕を南瓜蔕(ナンカテイ)、種子を南瓜子(ナンカシ)、南瓜仁(ナンカニン)と呼び、種子にはリノール酸が多く、動脈硬化予防、条虫駆除に、蔕は湿疹に、果実は気力を増し、消炎、鎮痛効果があるので肋膜炎、肋間神経痛などに使われます。


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