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二階堂先生の「食べ物は薬」

コショウ - 黒胡椒は料理用に、白胡椒は薬用に

コショウ
  • コショウ
  • 学名:Piper nigrum
  • 科名:コショウ科
  • 英名:pepper
  • 別名:胡椒

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コショウの葉と果穂 コショウの果実(上)と種子(下) コショウの花 コショウ コショウ

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インドのアッサムとビルマの丘陵地帯を原産地とする、常緑性木本の登攀するつる性植物です。

東南アジア、西インド諸島や南米などの湿潤な熱帯地方で盛んに栽培されています。

双子葉離弁花植物で全体に無毛、高さ10m位にまでなるかなりの大木です。同じ株から異なる型の枝が伸び、主枝はまっすぐ上に伸び、葉は対生し、その節の所から側枝と根を出して他のものに付着します。側枝は横の方、又は下に垂れて伸びてゆき、その先端に花穂を付けます。野生のものは雌雄異株が多く見られますが、栽培される品種では両性花の付くものが選別されており、自家受精できるようになっています。

花は10cm以上の長さの穂状花序を形成し、葉に対生して付きます。

エンドウ豆大をした球形の果実は緑色から黄色、赤色へと順次熟してゆき、中に1個の球形の種子ができます。果穂の一部に赤色が見えた時点で採取し、熱湯に浸漬し黒変したら取り出し、果軸を取り除いてから陽乾したものが黒胡椒(Black pepper)で、果軸を除いた完熟果を砕き、約1週間水浸して半発酵させた後、果皮を取り除いて種子だけを集めて陽乾したものが白胡椒(White pepper)です。

辛味成分はアルカロイドのピペリンやチャビシンで、これらの成分は果皮に最も多く含有されているので辛味は当然、黒胡椒の方が強いことになります。

辛味性成分(6-13%)に加えてフェランドレン、ピネン、リモネンなどを含む精油(1-2%)や脂肪油(6-12%)などが成分として知られています。

黒胡椒は一般に料理用の香辛料やソース製造原料などとして用いられ、薬用に用いられるのは白胡椒で、胃弱、消化不良、下痢、腹痛などの胃が冷えて嘔吐や下痢をした時などによく、健胃、食欲亢進の目的で散剤として用いられます。また緑豆と胡椒とから成る胡椒湯(こしょうとう)のような処方にも用いられます。

ラットやマウスを用いた抗痙攣作用や、ラットによる抗炎症作用などの薬理効果についても報告されています。


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