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二階堂先生の「食べ物は薬」
ゲンゲ - 有機栽培の肥料や、飼料として見直されてきた食用、蜜源植物です
- ゲンゲ
- 学名:Astragalus sinicus
- 科名:マメ科
- 和名:ゲンゲ
- 英名:chinese milk vetch
- 別名:レンゲソウ(蓮華草)、レンゲ、ノエンドウ、ゲンゲバナ、ゲンゲソウ、ゲゲバナ、ホウゾウバナ、フゾ

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中国原産の越年草で、17世紀またはそれ以前に伝来した日本では帰化植物として日本各地、特に岐阜県以西に多く分布し、やや湿った所を好んで生えており、良い蜜源植物としても知られています。また化学肥料が現在のように広く使われる前までの昭和初期に最も盛んに休耕田の雑草防止用や水田、畑の緑肥や、牛の飼料として栽培されていました。
茎は高さ10~25cmほどで、下部は枝分かれして地面を這うようにして、長いものでは1mにも達します。
葉は円形または卵形の小葉からなる奇数羽状複葉で、表面は深緑色、裏面は白みを帯びています。
暖かい所では3月、一般には4~5月頃に葉腋から花茎を葉よりも高く伸ばして、先端に傘状に10個位の紅紫色の美しい蝶形の小花を付けます。花の色はまれに白色や濃赤色の株も見られます。
果実は長さ2~3cmほどの緑色をした三角状をしており、成熟すると黒褐色となり、1個の莢の中には8個ほどの扁平な腎臓形をした種子が入っています。
根は直根でやや肥大したひげ根と、あちこちに多くの球形の根粒を付けており、その根粒に根粒細菌を共生させています。この根粒細菌が空中窒素の固定能力を持っています。そのためゲンゲはタンパク質を豊富に含有し、それに窒素、リン酸、カリウムなども含有されているので水田にすき込むことにより水田の土壌が豊かになります。戦後になって、化学肥料の使用等で急速に姿を消したゲンゲも有機栽培の見直しや国の支援などにより、再び水田裏作でゲンゲ畑が見られる所が出てきています。
若芽、若葉や開花前のつぼみなどは柔らかい茎の部分から摘み採って、ほとんどくせが無いので色々の料理の材料にして食べられます。若葉や若芽は茹でてから水にさらして、各種の和え物、浸し物、煮びたし、汁の実や炒め物にします。つぼみと若い葉は生のまま天ぷらや酢味噌和えに、花はがくを除き、うの花漬けなどにして保存できます。その他にジャムや花酒にすることもできます。
開花期の全草(地上部)を陽乾したものを煎じて利尿、リウマチや解熱の目的で民間薬として利用できます。その他に生の葉の搾り汁には外用薬として軽い火傷の回復促進効果があるとされています。
蝶形をした小花が輪状に集まった形が仏像の蓮華台に似ていることから蓮華草(レンゲソウ)と名付けられたとされており、イギリスでは羊がこの草を食べると乳量が増えることから、英名がchinese milk vetch(中国のミルクのスズメノエンドウ)とされています。












