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二階堂先生の「食べ物は薬」

セリ - ミネラル、ビタミン豊富な緑黄色野菜

セリ
  • セリ
  • 学名:Oenanthe javanica
  • 科名:セリ科
  • 英名:Japanese parseley,
    Chinese celery
  • 別名:芹、白根草(しろねぐさ)、つみまし草

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セリの葉 セリの花 ドクゼリの根 セリの葉と花とドクゼリの根 セリ

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日本原産で各地の水田、小川、沼地や湿地などに自生する多年草で江戸時代から栽培されています。高さは30cmほどで、根は細く、茎はイチゴのように基部が匍匐枝を出して横に伸ばしてゆきます。葉は2回羽状複葉で、小葉は卵形で葉縁は切れ込みがあり、全体に柔らかい黄緑色をして、強い香りを持っています。夏に5枚の花弁を持った白い小さな花を咲かせ、傘型の複散形花序となります。

「5月のセリは食べるな」と言われるのは、猛毒で地上部がよく似たドクゼリがこの時期に伸び始め誤食の恐れがあるからです。このドクゼリは太い緑色の根茎で多数のタケノコ状の節があり、大型で茎が丸く、中空になっているなどの特徴があるので区別できます。

春の七草の一番に挙げられ、セリを粥に入れ正月七日に食べると万病を防ぐと伝えられており、野草から野菜になったものの1つです。野生のセリは紫褐色の茎で香りが強いのに対して、栽培品は茎は長く伸び、青緑色で香りも強くありません。茎や葉をさっと茹でてお浸し、和え物、酢の物に、ナマの物を鍋や汁の実で香りを楽しめます。根は甘く味を付けて煮物や油炒めにします。ご飯に炊き込んだり、すき焼きに入れたり、塩漬け、味噌漬け、醤油漬けなどに加工しても食べられます。秋田の”きりたんぽ”には必須の野菜と言えます。

セリの選び方は鮮度がポイントで、色鮮やかな瑞々しいもの、茎や根株が太過ぎず茎数の少ないものを選びます。濡れ新聞でくるみ、ラップかポリ袋に入れ冷蔵すれば、水分、香り、風味も落ちないで保存できます。

セリは栄養豊富な緑黄色野菜でカリウム、カルシウム、鉄などのミネラル類、カロテン、ビタミンC、K、ナイアシン、葉酸などのビタミン類も豊富に含有されています。

全草を水芹(スイキン)と呼び、その精油成分が去痰、緩下、利尿、食欲増進などを示し、神経痛やリウマチに用いたり、小児に解熱剤として用います。

鉄、食物繊維が多いので貧血、便秘に、キュウリと一緒に絞り汁を作り飲むと利尿、二日酔いに効果があるとされています。精油成分には保温効果、発汗作用があり冷え性に、又刻んで布袋に入れ浴剤とすれば体の芯から暖まります。中国では体内の余分な脂肪分を取ったり、血液の流れを良くする働きがあるとされ、高血圧、高脂血症、糖尿病などの「生活習慣病」に用いています。


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