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二階堂先生の「食べ物は薬」

ソバ - デンプンだけでなくタンパク、ビタミンも豊富

ソバ
  • ソバ
  • 学名:Fagopyrum esculentum
  • 科名:タデ科
  • 英名:brank, buckwheat
  • 別名:蕎麦(そば)、蕎麦麦(そばむぎ)、黒麦(くろむぎ)

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ソバの葉と花穂 ソバの果実 ソバの花 ソバの葉と花穂と果実と花

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中央アジア原産で、日本には中国、朝鮮半島を経て古くから渡来し全国で栽培されています。栽培種は春播き夏採りの夏ソバと、夏播き秋採りの秋ソバの2つの生態型に分けられ、多収で味も香りも良い秋ソバが新ソバと呼ばれ広く栽培されています。又あまり肥沃な土地での栽培には適さず、脱粒し易いとされています。高さ1m前後の1年草で、茎は中空の円柱形で直立し、少し紅色を帯びています。

葉は心臓型で先端が尖っており、長い葉柄を持って互生しています。

茎頂や枝先に短総状花序を付け、秋に芳香のある白色~淡紅色の小花を多数咲かせます。

花には花弁が無く、萼(がく)が5深裂して花弁状になります。

果実は卵形の鋭い3稜を持ち、緑色→白色→紅色と変化し、完熟、乾燥すると褐色から黒色となります。この果実中の胚乳を粉(ソバ粉)にしたものが食用とされ、ソバ、ソバ餅、菓子原料、ソバ米、ビール原料等として使われます。ソバがき、ソバだんごなどは古くから知られた食べ方で、麺状のソバは小麦粉などをつなぎとして後から考え出されたものといわれています。ソバ粉の主成分はデンプンですが良質のタンパク質やビタミン類も含まれています。

ソバは1年草ですが、同属のシャクチリソバ(Fagopyrum cymosum) はソバより大型の多年草で、全草を乾燥したものを赤地利(しゃくちり)と呼び、ルチン製造原料として日本各地で薬草として栽培されていましたが、ルチン含有生薬の槐はな(かいか)が輸入されてからは栽培も減少しました。

ソバの成熟果実から取られた種子を乾燥したものを蕎麦(きょうばく)と呼び、打撲、腫れ物、とげ抜きに用います。又茎葉を乾燥したものは蕎麦桔(きょうばくけつ)と呼ばれ腫れ物や止血に用いられます。

全草に高血圧症に用いる毛細血管強化作用を示す、フラボノイド配糖体であるルチンを多量に含有しているので、ルチン製造原料に用いられます。また昔から高血圧、動脈硬化、脳出血等の予防に有効とされています。

また茎葉を焼いた灰を水に入れて灰汁(あく)を作って洗濯や洗髪に利用します。


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