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二階堂先生の「食べ物は薬」

タラノキ - 糖尿病の妙薬、山菜の王様

タラノキ
  • タラノキ
  • 学名:Aralia elata
  • 科名:ウコギ科
  • 英名:Japanese angelica angelica tree
  • 別名:タランボ、ウドモドキ、トゲウド、タロウノキ、タロノキ、タロウウド、トリトマラズ

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タラノキの芽 タラノキの茎と根 タラノキの花 タラノキ タラノキ

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日本各地の日当たりの良い山野に自生する落葉性の低木で、朝鮮半島、中国などに広く分布しています。分枝少なく、幹、葉柄、葉脈上などに鋭い刺を密生しています。

葉は互生し、大型の奇数羽状複葉で先端に集まって四方に広がります。小葉には柄があり広卵形で、鋭先頭、幅広い鋸歯があって下面は淡緑白色をしており、両面にやや硬い毛をまばらに付け、下面では脈上に特に多く見られます。

夏に数個の円錐状の散形花序を頂生し、黄白色の小さい花が多数開きます。

果実は球形で熟すと紫黒色となります。

やや小型で茎葉の刺が少なく、小葉の下面が灰白色とならないで、脈上に褐色がかった毛が目立つものをメダラAralia elata var. subinermis と呼んで区別しています。

前年に伸びた枝に付く新芽を摘んで、天ぷらや、茹でてゴマ味噌和え、煮付け、塩漬、粕漬、味噌漬、醤油漬、バター炒めなどにして食べます。特有の香気と味覚は山菜の王様、山のバターなどとも言われ、舌触りがよく、脂質、タンパク質、ビタミン類に富み、栄養価も高い山菜です。枝切りして人工的に芽吹かせたものは、天然物に比べ味、香りとも弱く、水っぽい感じがします。

幹や根の皮を採取、水洗後、刻んで陽乾させたものが生薬のタラ根皮(たらこんぴ)で、材をソウ木(そうぼく)と呼びます。糖尿病の妙薬として根皮や樹皮が民間薬として広く用いられ、例えばタラ根皮、一位葉、浜千舎、各10gの処方や、タラ根皮、連銭草、一位葉の処方、さらに枇杷葉、蕃果、蘭草などを加えた処方なども知られて、相当の効果が見られたといわれます。根皮の方が樹皮よりも数倍有効とされております。水で煎じた液による実験的糖尿病ラットへの経口投与で血糖降下作用を示し、インスリン類似作用がある事が認められています。その他、健胃、利尿、消炎などの作用により腎臓病、胃潰瘍、神経痛、リウマチ、関節炎、肝炎などにも効果があるとされています。

成分としてはオレアノール酸をアグリコンとするサポニンであるα-タラリン、β-タラリン、アラロシドA,B,Cなどが知られています。その他、脂肪油の構成成分としてのペトロセリン酸、パルミチン酸、リノール酸なども含有されています。


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