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二階堂先生の「食べ物は薬」

ゴーヤー(ツルレイシ) - 豊富な食物繊維で生活習慣病予防

ゴーヤー(ツルレイシ)
  • ツルレイシ
  • 学名:Momordica charantia
  • 科名:ウリ科
  • 英名:bitter melon, bitter gourd
  • 別名:蔓茘枝、ゴーヤー、ニガウリ

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ツルレイシの葉、つると果実 果実(縦断面) ツルレイシの花と葉 ツルレイシ ツルレイシ ニガウリの果実

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アジアの熱帯地方原産の1年草で古く徳川時代に渡来し、日本の暖地でゴーヤー、ニガウリとも呼ばれて栽培されているつる性の植物です。中国にも明の時代に伝わり、中国の古典「本草綱目」にも記載されています。

淡緑色の葉は長い葉柄によって茎に互生し、大形で掌状に深く切れ込んでいて葉縁には鋸歯があります。また葉の付け根から巻きひげを出し、他のものにからみついて支えられて伸びてゆきます。

花は1本の茎に雄花と雌花とを別々に、葉腋から花柄を伸ばしてその先に黄色で先端が5裂した小花を咲かせます。子房の部分が膨れているのが雌花で容易に見分けがつきます。

果実は長楕円形をして両端は尖り、果皮は全面にイボ状をした突起に覆われています。緑色の果実は熟すと橙色となり、先端が割れて美しい紅色をした果肉に被われた種子が沢山現れます。

種は長さ約1cmの特異な形をしています。この種子を乾燥して糸を通しアクセサリーにするのもおもしろいものです。種は赤いゼリー状をして甘味のある仮種皮に被われています。

沖縄の夏野菜として未熟果実を豆腐と野菜とを炒めたサッパリ風味のゴーヤーチャンプルは有名で、健康野菜として認知され、他の多くの地方でも用いられるようになっています。その他にミキサーで青汁のようにして飲んだり、乾燥して煮物、お浸し、和え物、お茶など多くの調理法が知られています。水溶性食物繊維なども含み、栄養価も高く、疲労回復、食欲増進など夏バテ防止に有効な野菜といえます。

未熟果皮はビタミンCが他の野菜に比べて3~5倍多く含まれており、加熱してもほとんど壊れない特徴を持っています。苦味の素と言われる成分のモモデルシン、チャランチンなどには皮膚の老化防止や糖尿病予防効果が知られ、その他にもビタミンB1、β-カロチン、ミネラルなどが含まれています。成熟果実を乾燥してお茶とすれば、便通改善に有効で、特に豊富に含まれている水溶性食物繊維は血中脂肪の低下に効果があることから生活習慣病予防にも役立つと言えます。

果実を乾燥したものが生薬の苦瓜(くか)で、緩下、解毒、利尿、解熱、抗炎症作用などが知られており下痢や眼の充血などに用いられます。種子に含まれるペプチドには血糖降下作用物質が含まれています。未熟な果実を糖尿病の血糖値降下に用いる国もあり、種子油を避妊や傷の治療に用いるところもあります。


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